【日記】4月19日 作文を豊かにする

朝
朝一番に、「カマキリいた!」と虫かごを持って笑顔全開で、教室に入って来ました。
「すごいな〜」と認めつつ、このまま認めてしまうと教室が動物王国になる可能性もあるので「持ってくる時は一言言ってね。」と助言しました。
私の地域では、ヘビ、トカゲ、カメなどを見つけて持ってくる子が普通にいるので、容易に認めると大変なことになります(笑)
1、2時間目 生活
子どもの町のお気に入りの場所を紹介して、実際に町を歩いて案内する校外学習に行きました。
近所の公園を目指して歩いて行きます。
- 「あのパン屋さん美味しいよ!」
- 「ラーメン屋さん行く!」
- 「あそこによく黒い服の変な人がいる!」
なんだか不安な情報も混じりつつ、いい天気の中楽しく勉強できました。
なお黒い服の人は自治会長さんでした(笑)
中休み
町の散策で疲れたのか、一部の子以外は教室でぐったりです。
私もゆっくり子どもと談笑しながら、過ごしました。
3時間目 国語
「春を感じたもの」というテーマで作文を書きました。
1・2時間目の思い出を振り返りつつ書きます。
一人ひとりの文章を評定しつつ
- 色や様子
- 音
- 匂い
- 触った感じ
- 味
などの五感を入れると文章が豊かになる、という指導を入れました。
4時間目 算数
たし算では、前の数(たされる数)と後ろの数(たす数)を交換しても答えは同じ、という交換法則を学びました。
一見当たり前のことですが、意外とわからない子もいるので、大事な授業です。
また、たし算には、「合併」と「増加」の2つの場面があります。
例)
4冊の本と5冊の本を合わせます。
→「合併」
列に3人並んでいます。後から5人きました。
→「増加」
この2つは同じようで式にすると、違いが出ます。
合併は前後を交換しても問題ありません。
ただ、増加の場合はどちらの数が「たされる数」か「たす数」なのかで、立式が変わります。
このような文章題の場面把握が適切にできると、日常生活での応用もできます。
世間では、このような式の順番はどうでもいいと見られがちです。確かに数の感覚が優れている算数の得意な子には、必要性が理解しにくいことはあるかもしれません。
しかし、算数の苦手な子が日常生活でも応用するためには、この場面把握の理解が非常に重要です。
当たり前のことを当たり前のようにできるようにする、というのとても大切です。
昼休み
次の時間の授業準備をしてから、校庭で一緒に遊びます。
朝あれだけ歩いたのに、遊べるあのパワーはどこからくるのでしょう(笑)
5時間目 音楽
リズム(拍子)を意識して、歌を歌ったり踊ったりしました。
久しくやっていなかった音楽ですが、やはり楽しいです(^ ^)
昨年の先生は、オルガンを軽やかに弾きながら授業をやっていたそうなので、「なんでオルガン使わないの〜?」と散々聞かれます。私が唯一覚えているのは「森のクマさん」だけです。(笑)
「去年の先生は音楽のプロなんだよ!すごい先生に当たってよかったね〜」とごまかしてしまいました(^ ^)
大学時代必死に覚えましたが、実際に教員になると音楽の専科の先生がいるので、あまり弾く機会がありません。
(私の地域だけかな?)
ピアノが弾けなくても綺麗な歌声で歌えなくても、授業の組み立てと、指導事項を学べば、音楽の授業はできますので、教員志望の人も抵抗を感じることなく頑張って欲しいと思います。
帰りの会
給食の時間にさりげなく食器を直していた子を褒めました。
真面目な子の優しい行動を一つひとつ見つけて認めていきます(^ ^)
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※縁あって本を出させていただきました(^ ^)