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「はをへ」の助詞を書き間違える子にどう教えればいい? 〜間違いから子どもの得意を見つける〜

 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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助詞の書き間違い

  • わたし、おにぎりがすきです。
  • おにごっこ、しました。
  • こうえん、いきました。

 

ひらがなの学習で多い間違いが、「はをへ」の使い分けです。音では「わ」と読むのに、文を繋げるときには「は」と書くので困るのは予想できます。多くの子は、慣れれば書き分けできますが、中には間違いが減らない子もいます。

 

こんな時、どう教えればいいのでしょうか?

 

視覚優位と聴覚優位

 

子どもの間違いを考えるときのポイントとして、「視覚優位」と「聴覚優位」があります。

 

  • 「視覚優位」→目から入る情報で考えることが得意
  • 「聴覚優位」→耳から入る情報で考えることが得意

 

「視覚」と「聴覚」の力は全ての人が使いますが、発達に困難を抱えている子は、2つの力が偏っていることが多いと言われています。

この助詞の間違いを、視覚と聴覚の観点から再度考えてみます。

 

耳で覚えると?

 

「お」と「を」は音が同じですが、形は異なります。そして聴覚優位の子は、聞こえた音で考えたり、覚えたりすることは得意です。

しかし、音だけを覚えてしまうと「音が同じだけど、形が違う」という字は間違えやすい傾向があります

 

なぜなら、一般的に多い視覚と聴覚の力が平均的な子は、「お」を書く時に「お、を」の形と音、両方イメージして書き分けます。

しかし、聴覚優位の子は音の記憶が強いので、頭の中で「お、を」の形を思い出すことが苦手なことが多いからです。

 

その結果、「を」を書くところで「お」と間違えてしまうのです。

 

どう教えればいいのか?

 

学習支援では、子どもの得意な力を活用して支えることが重要と言われます。

特に、視覚と聴覚は学習で最も使う力なので、優位が偏っている子は特に活用が望まれます。

 

例えば、聴覚優位の子には、ただ助詞の練習プリントをやらせるだけでなく、

「これは言葉をつなげる、くっつきの『を』です。」

と解説しながら解いてもらうと、類題を解く時に「くっつきの『を』」という音声を思い出して正しく書けるようになっていきます。

ただ回数を繰り返すのではなく、得意な力を考えて支援をすると子どもの負担が少なくて済みます。

 

※ちなみに、「くっつきの『を』」以外にも、

  • わをんの『を』
  • おしまいの『を』
  • 腰曲がりの『を』
  • つなぎの『を』

など、地域によって様々な言い方がいるので、子どもが覚えやすい言葉をチョイスすると良いでしょう。

 

特徴的な間違い

今回は聴覚優位の助詞の間違いを紹介しました。

しかし、それ以外にも間違いは存在するので、一例を紹介します。

 

形が似ているひらがなの間違い

  • 「は、ば、ぱ」
  • 「は、ほ」
  • 「ぬ、め」

など、形の似ているひらがなの間違える子は、視覚優位の子に多いです。

 

これは、文字の形という視覚情報が強く優先されて覚えているため、形の似ている字と勘違いしてしまうことから起こります。

逆に、聴覚優位の子は、音が違うと文字の判別ができるため形の間違いは少なくなります。

 

送り仮名の間違い

  • 当たり→当り
  • 美味しい→美味い

このように、送り仮名の字数をよく間違える子は聴覚優位が多いです。

 

これは、「あたり」などの音は覚えているが、送り仮名の文字数という視覚情報が思い出せないために起こります。

逆に、視覚優位の子は、「当たり」=3文字などの視覚情報は印象に残っているので、間違いは少ない傾向があります。

 

終わりに

 

今回は、助詞の間違いを中心に子どもの得意不得意を把握する方法を紹介しました。

発達に困難を抱えた子には、視覚と聴覚の力が通常より偏っている子が多いと言われます。

 

すると、先生の教え方次第で成績に差が出てしまう、ということも起こります。

よって「先生が教えやすい方法」ではなく、「子どもが得意な方法で教える」ということが今後求められていくでしょう。

 

ぜひ「子どもの得意」を生かした支援を考えていきましょう(^ ^)

 

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※第2版がでました(^ ^)

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