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ADHDの薬を使う子供について 〜効果と副作用〜

 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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ADHDの薬

ADHDの子への支援は様々ありますが、代表的なものに薬物治療があります。

 

コンサータ、ストラテラ、インチュニブ、ビバンセカプセルと最近は種類が増えて、その人に合った薬が選べるようになりました。私は医師ではないので、副作用がある薬を勧める立場にはありませんが、現場で服用している子を見てきたので、その感想を書いてみようと思います。

 

現場の印象

ADHD薬は薬なので、もちろん家族も心配されますし、現場の職員もどうなるのか気にします。

副作用で食欲不振や眠気などが見られることもあるからです。

 

そして、今までの薬を使った子の私から見た印象は、子供の特性によって異なります。

例えば、不注意症状の改善を求めて服薬を始めた子は、見た目での変化は意外と少なく、少しテンションが上がる印象です。

不注意なのは変わりませんが、その後「不注意があった」ということに気付けるようになって、結果ミスが減っている様子はよく見られます。

 

また、少し前は不注意にはストラテラが使われるケースが多い印象でした。ストラテラは効果が出るのに、2〜4週間かかりますので、変化が少ないと感じるのはそのせいもあるかもしれません。

 

最近は、ぼ〜っとしている不注意症状には、覚醒度をあげて改善しようとコンサータを処方される子も増えています。

コンサータは、確かに覚醒度が上がるので、見た目で少しハキハキ喋るようになっている印象があります。

(ただ、コンサータの流通の厳格化による制度改正でどうなるか分かりませんが)

 

一方、多動衝動性の強い子対しては少し前はコンサータ、最近ではインチュニブを処方される子が増えている印象です。

やはり、多動性で周囲の困り感が強い子なので、薬という選択肢に結びつきやすいのかと思います。

 

そして、実際現場で見た効果はかなりのものだと感じます。

今までほとんど席につけない、話を聞けない、止まれない、という子が、突然、静かに席について活動する、落ち着いて話を聞ける。

 

そんな様子を見るとシンプルに「すごい」と感じてしまいます。

 

うちの子じゃない

ただ、この様子を見て不安になる人もいます。

  • 「これは本当にうちの子なのか?」
  • 「別人のようで怖い」

そんな風に言われる親御さんもいますし、感じてしまうのは、よく分かります。

 

そんな時に以前、地元の児童精神科医の先生が、

「薬を使っても子供が変わったわけではない。今の落ち着いている様子が元々の姿であり、今まではADHDという症状が、隠していただけなんだよ。」

と言っていたことを思い出します。

 

予後が異なる

結局、ADHDの薬が良いかどうかは本人の反応次第です。

合えばいいし、合わない子はやめればいい。それだけのことです。

 

ただ、運よく効果が出て、副作用もそこまで大きくない、となるとやはり本人的には生活の改善は著しいです。

話ができる、活動に取り組める、となれば周りの話や学んだことが積み重なっていきます。

 

そして「積み重ね」は、結果として、特性を抱えながら生きる上でのライフハックになったり、周囲と適切に関わって生きる上でとても大きな力となっていきます。

 

低年齢のうちに、この恩恵に預かれた子は、自己肯定感が下がる機会も減り、確実に社会生活に適応していきます。

そんな様子を見ると、医学の力に感謝の気持ちを持ってしまうのです。

 

終わりに

今、社会全体に、

「発達障害もその人の個性なのだから、ありのままを受け止めるべき」

という風潮があるのを感じます。

 

もちろんその通りで、個性として受け入れるのは大切です。

一方で、子供がADHDだとわかって、大変な中で精一杯子供の姿を受け入れていた親御さんにとっては、薬で別人のように変わった子を見るのはなんとも複雑だろうな、とも思うわけです。

 

そんなことを考えていると、この「発達障害」というテーマは、今後何十年も議論されていくのだろうと、そう思いました。

以上、思うまま書いてみた徒然日記でした(笑)

 

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