【国語実践】2年国語「ふきのとう」 〜国語で絵を描いてみる〜
2021/02/17

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こんにちは(^ ^)
以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。
このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。
全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
ふきのとう
2年生国語で「ふきのとう」という単元があります。
ふきのとう、竹やぶ、竹のはっぱ、雪、お日さま、はるかぜ
という登場人物が出てくるお話です。
最後に、
- お日さまがはるかぜを起こし、
- はるかぜが竹やぶを揺らし、
- 竹やぶにはお日さまの光が入り、
- 雪がとけ水になり、
- 雪の下からふきのとうが出てくる、
と言う場面があります。
実はこの場面を正しく理解している子は意外と多くありません。
それぞれの登場人物がどのような位置にいるのか、イメージができてないからです。
◆絵を描かせる
そこで、このお話の絵を描かせました。
最初に、竹やぶを描かせます。
そして
- 「ふきのとうはどこに描きますか?」
- 「雪はどこですか?」
- 「お日さまは?」
- 「はるかぜは?」
このように絵を描かせると、文章の中から根拠を探すことになります。
「ここに『雪の下』って書いてるよ!」
「『竹やぶの かげに なって』ってあるから、葉っぱがたくさんあるじゃない?」
「『上を 見上げます。』て書いているから、お日さまは上だ!」
「『南を向いて』って書いてるから、はるかぜは南にいると思う。」
このように、一つひとつの言葉に注目するようになります。
子どもは元気な声で音読しますが、意外と「ただ読んでいる」という状態になりがちです。
終わりに
文章を読むのではなく、言葉を根拠にした活動を設定すると読みが深まります。
授業でもいいですし、ちゃんと読めているか確認の方法に使っても良いかと思います。
一つの方法ですが参考になれば幸いです(^ ^)
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