子どもが騒いで静かにならない時の対応

子どもが騒いで静かにならない時の対応
子どもが静かにならない・・・
「子どもが騒いで静かになりません。」と言う相談をされることがあります。
クラスを見ると授業を始めたいのに、おしゃべりをして子どもが席に着かない。
立っている子を注意しても、その間に他の子どもが喋り始めて騒がしい状態が続く。
子どもに振り回されている、そんな姿を見ることはないでしょうか?
私の場合
①授業を始める
私は、とにかく授業を始めます。
例えば国語の時間に、開始時間になっても
- クラスに戻ってない子がいる
- 立ち歩いている子がいる
- 喋っている子がいる
- 授業準備ができていない
という状況なら
「準備ができている人は立ちます。九九を1〜9の段まで言いましょう!」
と言って、授業を開始します。
(この活動は隙間を埋める活動なので何でも良いです。)
いきなり始めるので、子どもは「やべえ!」と言って、一瞬で準備をして授業に入ります。
- おしゃべりも止まり
- 立ち歩いていた子も戻り
- クラスの外にいる子も慌てて席に向かう
などの状況になります。
②活動後
活動が終わったら、最初からちゃんと準備をして取り組んだ子を褒めます。
これを続けていると、徐々に授業に間に合うように行動するようになります。
遅れてしまったら悪い意味で目立ってしまうと思うからです。
(実際は、子どもは活動に集中しているので、遅れた子は目立ちません。)
③終わったら
そして問題が終わったら「あいさつしましょう。」と言って始めます。
この時遅れた子への指導はしません。
わざわざ、準備の遅い子や喋っている子へ指導をしてしまうと、できない子が目立ち「あの子はいつも注意されるダメな子」と印象が付きます。
ちゃんと準備をしていた真面目な子を褒めて、明るい雰囲気で授業を進めます。
終わりに
そもそもいつ、どこで、こうして欲しい、と言う事前指導を行えば、子どもたちは時間通りに席についてくれます。
その上で、まだ指導が不十分な時に行うのが良いです。
活動は
- 音読
- 漢字スキル
- 日記
- 九九の暗唱
- 100ます計算
など何でも良いです。
逆に「何もせず静かに待っていて欲しい」と言うのは、先生の願望が強すぎる気がします。
先生の思い通りにならないことにイライラするのではなく、叱ることがないよう発想を変えてみるのは如何でしょうか(^ ^)
一つの方法ですが、参考になれば幸いです!