子どものコミュニケーション能力を育てる学級通信

子どもにつけたい力
子供に身につけさせたい力のトップは「コミュニケーション能力」かと思います。
しかし、そもそもコミュニケーション能力とはなんなのか?
と考えると難しいです。
- 自分の意見を相手に上手に伝える
- 相手の話を聞ける
- 相手の意見を受けて自分の意見を言える
- お互い納得する妥協点を見つけるのがうまい
- 自分から謝れる
- 相手の表情から気持ちを読む
・・・・・
考え出すといくらでも出てきそうです(笑)
どうすれば身につくのか?
色々考え始めると難しいですが、子供たちと接して思うことはコミュニケーション能力が高い子は、結局、普段からたくさん人と話す時間が多い子です。
- サッカーが上手くなりたければ、サッカーをする
- ピアノが上手くなりたければ、ピアノをする
- コミュニケーションがうまくなりたいなら、コミュニケーションをとる
簡単ですね(^ ^)
誰もが大事な力と理解しているので、当然小学校の先生は常にコミュニケーションの多い授業や活動を心がけています。
- 対話的な授業
- 活発な係活動
- 創造的なお楽しみ会
- 異学年交流
- 地域交流
色々ありますが、その中でもオススメは
「学級通信」
です。
学級通信の効果
学級通信は伝統のある活動です。
しかし、作成に関わる負担が大きく実施しない先生も増えています。
噂では学校単位で禁止している学校もあるとのことです。
なぜ禁止にまでするのかといえば、それだけ効果が大きく、できる先生とできない先生の評判が変わってしまうからとも考えられます。
学級通信の良さは、
- 子供の学級の様子が知れる
- 学習内容を家庭と共有できる
- 先生の教育方針を発信できる
- 細かい保護者への連絡が可能
など、たくさんあります。
その上で、私が一番大きいと考えているのは、
「子供と家族の間に対話が生まれる」
ということです。
面談で保護者から、
「うちの子は、学校のことを聞いても『楽しいよ』しか言わないのでわからないんです。」
と何度も聞きました。(特に男の子笑)
これは、話すのが恥ずかしい場合もありますが、単に「覚えていない」ことが多いです。
なので、学級通信で、
- 日々の授業内容
- 素晴らしい作文・作品の紹介
- 先生が子供に語っていること
- 子供のエピソードや写真
など、を載せることで家庭でも話題にできます。
子供が思い出しやすくなり家族で話題にしやすくなります。
終わりに
小学校はお子さんを6〜7時間預かります。
この時間内の工夫は大事ですが、学校外の時間に対話の機会を作り出すことを考えると、子どもの成長は大きく変わります。
確かに負担にはなりますが、それを打ち消すだけの効果があると思います。
慣れれば1枚10分で書くこともできますので、挑戦してみることをオススメします(^ ^)
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