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いじめ対策③学校の取り組み

2018/04/17
 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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具体的な対策その③学校の取り組み

「いじめ」は、担任の先生の前で起きるとは限りません。

むしろ、先生のいない場所でこそ「いじめ」は起こり悪化しやすくなります。

 

だからこそ、担任の先生だけでなく、教職員、あるいは地域の人も含めた協力体制が必要です。

 

そのため、道徳的なアプローチ以外にも

◯人間関係に流動性をもたせる

◯団結主義一辺ではなく、個性尊重の場面をもたせる

という2つのポイントを軸にしています。

 

紹介するのは以下の5つです。

  1. 少人数クラス
  2. 地域、外部人材との連携
  3. 教科担任制
  4. クラス交換
  5. 外遊び

 

学校の取り組み

 

1、少人数クラス

少人数で学習することの有効性は、何年も議論されています。

学習効果については今回は置いておき、「いじめ」予防という点で非常に効果的と思われます。

 

少人数といっても、

  • 子供を半分に分けるのか?
  • 学力別に分けるのか?(習熟度別学習)

など分け方は色々あります。

 

ただ、どんな分け方でも通常とは異なる集団になるので、人間関係の流動性が上狩り「いじめ」予防には効果があります。

 

また、習熟度別学習は、学力と自己肯定感の向上の両方に効果があると、研究結果が出ているので、個人的にオススメです。

 

これは、

  • 学力上位と低位で分けることで、授業レベルを変えられる
  • 低位のクラスにおいて、授業で活躍できる子が増える

というメリットがあります。

 

積極的に発言したり、目立つ子は学力上位層に多いです。

しかし、学力別で分けることにより、

  • 低位の層にも発言機会が増える
  • 教師が個別指導に関われる時間も増える

という効果があり、結果子どもの自己肯定感が上がる、という流れです。

 

自己肯定感が高まり、子どもは前向きなことに力を使うようになります。

結果「いじめ」予防、対策にもなります。

 

ちなみに、私の地域では学力別はあまり好まれていません。

塾などでは、よくあるシステムですが、学校で行うとなると、

低位と上位のクラスで人間関係における格差が生まれてしまうのではないか?

などを気にする意見も根強いのです。

 

個人的には、子どもの学力と自己肯定感の向上は、それ以上の効果があるので、問題ないと思います。

 

しかし、これは子どもと学校の実態で選択するしかありません。

 

2、地域、外部人材との連携

新しい学習指導要領では「社会に開かれた教育課程」が示されました。

学校だけでなく、地域社会と積極的に協力連携して、子どもを育てていくことが求められています。

 

そんな中、学校の中だけで「いじめ」を解決しようとすると、そのつもりはなくても

「学校は『いじめ』を隠蔽しようとする」

と、噂が立ちます。

(学校は教育的指導の考えで解決に当たりますが、これがなかなか受け入れられないことも多いです・・・)

 

だからこそ、地域の人を積極的に受け入れて、子どもの様子を見てもらうことは、子どもを見る目が増えるので「いじめ」対策になります。

 

総合を始め色々な授業で、地域と関わることもできますし、私はクラスのお楽しみ会に保護者の方を招待したこともあります。

 

3、教科担任制

小学校は基本的にクラス担任性なので、子どもは先生1人で見ます。

 

これには、良い面もありますが、

クラス内に目が届きにくく、何をしているか把握しにくい

というデメリットがあります。

 

一方、中学校のような教科担任制であれば、色々な先生が子どもを見ることができます。

なので、小学校でも部分的に教科担任制を取り入れることが有効です。

 

特に高学年は、各教科で指導内容も多く、授業準備も大変です。

なので、学年の先生で担当教科を決めることで、

  • 授業準備の時間が減る
  • 複数の先生で子どもたちを見れる

「いじめ」対策となります。

 

教育困難校に勤務している知り合いは、小学校1年生から教科担任制にしているそうです。

また昨今の教員不足と長時間労働への対策としても有効です。

 

4、クラス交換

これは、数年前に学年を組んだ先生方とよくやっていました。

学年の先生でクラスを交換し、別のクラスで授業をする、というものです。

いつもは見られない、他のクラスの子どもの様子を知ることができますし、他の先生の普段の取り組みも見ることができます。

授業の交換であれば、連続した授業の途中よりは、1回完結系の授業で実施していました。

給食や掃除などの活動であれば、どんな日でもできますので、よくやっていました。

シンプルですが、子どもを見る目を増やせる取り組みです。

 

5、外遊び

子どもの「いじめ」やトラブルは、起きやすい時期があります。

それは6月11月です。

 

6月は、子どもがクラスに慣れて、素の様子が出てくる時期

11月は、秋の運動会、文化祭など大きなイベントの後で、子どもの気が抜けやすくなる時期

という理由が主にあります。

 

これに合わせて、6月と11月は季節の変わり目であり、日照時間の変わり目でもあります。

 

人は日光を浴びることで、安心ホルモンと呼ばれるセロトニンが出ます。

このセロトニンが不足すると、子どもの情緒が不安定になり、人間関係にも変化が生まれやすくなります。

 

日照時間の少ない東北地方では、うつ病などの発生率が高いと言います。

また、11月は寒くなり始め、子どもが外に出なくなります。

 

このような環境の変化がありますので、学校をあげて外遊びを推奨して、太陽の光に当てる取り組みをするのは効果的です。

 

終わりに

「いじめ」は、色々な要因で発生します。

 

担任だけでは、どうしようもない場合もありますので、学校をあげて対策をすることが大事です。

 

また最近は、若い先生や非常勤の先生も多いです。

教師全員で「いじめ」は起こさない、という姿勢で団結することが必要です。

 

今回、紹介した内容は、基礎的なものから、「こんなの意味あるの?」と感じるものもあると思います。

ぜひ、「もっとこうした方がいい!」というご意見や、「他にもこんな方法がある!」というアイデアがあれば教えていただけると嬉しいです!

次回は、④保護者対応を紹介したいと思います。

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