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【授業案】3年生国語「夏の楽しみ」 〜言葉の意味を考え、語句を増やす〜

2019/08/07
 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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3年国語「夏の楽しみ」

「たなばたさま」や正岡子規の俳句などを元に夏の言葉を学ぶ授業です。

ただ、子どもに教えるのではなく、活動や発問の工夫で考えながら夏の語彙を増やしていきます。

 

本時目標

夏の行事に興味をもち,それに関わる語句を増やすことができる。(伝国(1)()

本時展開

 

詩や俳句の読み取りは、私のやり方なので、時間の兼ね合いによって調整してください。

 

①漢字指導(10分)

  • 該当ページの漢字を空書きで確認
  • 漢字ドリル1ページ
  • 漢字ミニテスト

など漢字指導を行う

 

②導入「七夕(たなばた)とは何ですか?」

先生「七夕(たなばた)とは何ですか?知っていることをお隣の人に言ってください」

→日常生活の経験を引き出すため、知っていることをペアトークさせる

→その後全体で発言(ペアトーク後だと安心して発言できる子が増える)

  • 子「願い事を短冊に書いたことがあります」
  • 子「織姫と彦星が1年に1度会う日です!」

 

③音読(5分)

先生「たなばたにちなんだ詩があります。教科書64ページです。」

「立って1回、座って1回読みましょう」

→活動のスピードに差をつけないため、2回読むことを指示する。(全員座ったら終了)

 

「たなばたさま」は、読んだら自然と全員歌い出すので、そのまま歌わせていいですね(^ ^)

 

④「たなばたさま」をノートに詩写する(5分)

先生「先生が読んだ文をノートに書きましょう(^ ^)」

先生が一文ずつ読んで聴写する(読んだら先生も黒板に書いていく)

「たなばたさま」「ごんどうはなよ」「林りゅうは」「ささの葉さらさら」・・・

と一文ずつ読んで写し、早い子だけが進むことを防ぐ。

 

⑤詩の語句の確認(5分)

(視写の左側には、教科書の挿絵の拡大図があると、教科書の挿絵と対応しながら進められます)

教師が解説するのではなく、発問しながら考えさせる。

 

『のきば』と何ですか?左の挿絵から選んで指を置いてください」

語句を解説するのではなく、挿絵から探す活動にすることで、言葉と絵を往復させて言葉を根拠に考えさせます。

→予想を出させる

  • 子「『ゆれる』から竹のにあるもの!」
  • 子「水もゆれるから、桶のことだと思う!」
  • 子「じゃあ木も!」

→正解「屋根の先の飛び出ているところ」

 

「では、のきばにゆれているのは何ですか?」

「七夕かざり」(季節の語句の確認)

(他にも『あみかざり』『ささ竹(小さな竹)』も一緒に解説)

 

「『きんぎん砂子』とは何ですか?挿絵から探して指を置いてください。」

→先生「お隣さんに予想を言いましょう。」

全体で確認

  • 子「天の川のことだと思います!」
  • 子「七夕かざりがキラキラしてるのかも?」

→ここでは天の川を例えている。「たとえ(比喩)」の確認

 

「『五しき』と何ですか?挿絵から探して指を置いてください。」

→子どもの予想の発表→答え「七夕かざりの五色の飾り」

「五しき」→「五色」

 

「『空から見てる』のは誰ですか?」

→子「お星様!」「違うよ!見てるのはたなばたさまでしょ!」

先生「『お星さま』『たなばたさま』どちらだと思いますか?」

→手を上げさせて立場を確認、意見の共有

一連では、『お星さま』と『きんぎん砂子』が繋がっているので、空から見ているのは「お星さま」

→一連は地面から天の川を見て、二連は空から見下ろしている(対比)

 

⑥正岡子規の俳句をノートに書かせて、内容確認(5分)

→先生「先生と同じスピードで書きましょう(^ ^)」と言って、俳句を見て視写をする(短いので個人活動)

 

「読んでくれる人?」と聞いて子どもに読ませる

→「うれしさや たなばたたけの なかをいく」と読んでくれる

 

知識「これは俳句と言って、五・七・五の文字でつくられた歌です。」

→解説は活動の間に入れることで集中して聞いてくれる

 

「七夕(の)竹」か「七夕竹」どちらでしょう?

子「『たなばたたけ』って読みにくくない?」「これは『たなばた』の『たけ』という意味だと思います!」

先生「どっちだと思うか手を上げてください」(ほとんど「七夕(の)竹」をあげる

先生が答えを言ってもいいし、時間があったら辞書で調べてもよい。

(正解は秋の季語の「七夕竹」

 

「七夕の時間はいつですか?」

→子「挿絵が夜だから夜です!」「天の川って星で、星が見えてるから夜です!」「七『夕』だから夕方です!」

先生「夜ですか?夕方ですか?」

→辞書で意味の確認

織姫と彦星が出会うのは天の川が出ている夜

名前は「7月7日の七夕(しちせき)の節句」から来ている(3月3日→桃の節句、5月5日→端午の節句)

 

⑦阿波野青畝の詩をノートに写し、内容確認(5分)

先生「『てのひらを かえせばすすむ おどりかな』を前でやってくれる人はいますか?」

動作化して盆踊りのイメージを持たせる

 

先生「踊とは何ですか?」→「盆踊り」

 

⑧「夏」をキーワードにマインドマップを行う(10分)

先生「『夏』の連想ゲーム(マインドマップ)をします。ノートの中心に『夏』と書きます」

「例えば、夏には『七夕』『盆踊り』『花火』など色々な行事がありましたね。

他にも『夏』と聞いて思いつく言葉を書いてみましょう(^ ^)」

 

最初に「行事」に関する語句をマインドマップに最初に例として書かせることで、夏の行事に関する語句を思い出しやすくする。

また机間巡視しながら、「海ですか〜いいですね」「キャンプは先生も行きましたね〜」「田舎に帰るんですね〜」など、子どもに感想を伝えると同時に周りに広める

 

⑨終わり

 

机間巡視、あるいはノートを提出させて、発言やノートの記録を確認・評価を行い終了。

 

◆その他の発問

時間があれば扱いたい発問です。

 

たなばたさまの発問

「この詩は八行あります。この中で2つだけ入れ替わっている行があります。どれでしょう?(^ ^)」

「五しきのたんざく わたしがかいた」

→「私が書いた 五色の短冊」→倒置法の確認

 

正岡子規の詩の発問

「うれしさ『や』と読むとどう思いますか?」

読むとどう思うか共有→「切れ字」の説明(余韻を残す、などの解説は3年生では難しいので「『〜や』と読むとなんか気持ちいい」ぐらいでも良い

 

「七夕と書いて『たなばた』って変じゃない?」

→「たなばたさま」は織姫の本名(たなばたたつめ)

 

終わりに

詩を扱うときは、表現技法も同時に扱いたいです。

物語単元で扱っても、時間が空くと忘れてしまうため、定期的に入る詩の単元で、既習事項を振り返る機会にすると、確実に子どもに言語表現の力がついていきます。

 

以上です!参考になれば幸いです(^ ^)

 

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※第2版が販売開始しました(^ ^)

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