【授業案】3年生国語「わたしと ことりと すずと」〜一文字にこだわる〜

一文字にこだわる
国語の力は、
「言葉を根拠に考える」
ことで鍛えられます。
子どもたちに一文字までこだわらせる国語授業の紹介します。
3年生国語「わたしと ことりと すずと」
⓪漢字練習
- 漢字練習
- 漢字スキル
①音読
<追い読み>
→先生、子どもで交互に読んでいく。
→普通に読む、ゆっくり読む、早く読む、など先生の読み方を変えて、子どもに多様な読み方を教える
<間違い読み>
→先生はわざと間違えて、子どもは騙されないように追って読んでいく
4〜5回ほど音読して、スラスラ読めるようにする。
②読解発問「『みんな』とは誰ですか?」
<発問「みんなとはだれですか?」>
→ノートに書かせる
<「みんな」とは誰かノートに書かせる>
→みんなとは、〜です。(話型)
<意見を出す>
子どもの意見を出す
①「わたし、ことり、すず」
②「わたし、ことり、すず、他の生き物」(or「世の中のもの全て」)
これ以外が出た場合は、「私はこれだと思う人?」と聞いて、意見が多い2つに絞る
おそらく上記2つが残る
<立場を決める>
「①と②どちらだと思いますか?」
「①だと思う人?②だと思う人?」と聞いて、子どもにどちらか決めさせる。
→立場を決めることで、発問に対して主体的に考えることができる。
<意見の根拠を話し合う>
教室の前に①、後ろに②の人で集まって話し合う
<意見の根拠を発表する>
席に戻り、それぞれのチームの意見を発表する
<意見をまとめる>
最後の「わたしと、ことりと、すずと」の最後の『と』に注目する意見を取り上げる。
最後の『と』は並列助詞で使われているので、3者以外の何かが入る
つまり、②が正解
終わりに
「言葉を根拠に考える」ことが国語の力を鍛えることに繋がります。
- 気持ちを考える
- 感じたことを話し合う
これらの活動は、言葉に対するイメージをつけることは出来ますが、読解の力には結びつきません。
一文字にこだわって、
言葉を根拠に考える発問・活動によって、子どもは読解を始めます。
一例ですが、参考になれば幸いです(^ ^)
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