目指せ定時退勤!:授業準備

授業準備
前回(1日を効率よく過ごすには、朝何をしたらいいのか?)は、朝の過ごし方を書いたので、今回は定時退勤を目指して実践している、別の内容を紹介します。
あくまで私に合っている方法なので、参考程度でお願いします^^;
短縮する仕事
教師の多忙問題で一番注目される原因が「事務仕事」です。
授業と関係のない事務仕事は確かに多いです。
ただ正直、事務仕事へのアプローチは、書くことがあまりないです。
理由は、時間を短縮する余地が少ないからです。
実はすでに、現場の多くの先生は事務仕事を効率的にしようと努力されています。
- 昨年度までの資料を参考にする。
- 経験者の先生に聞く。
- 隙間時間を見つけて終わらせる。
これはどの先生もやられており、かなりの先生は自分で精一杯の時間短縮をされていると思います。
なので私は、事務仕事以外の仕事の短縮こそ、定時退勤の近道だと思っています。
具体例
具体的には、
- 授業準備
- 成績処理
- 教室環境
です。
この3つは、子供と直結する大事な仕事ですが、事務仕事に追われて手が回らない先生もいるかと思います。
逆に、この3つは先生の裁量で行われるので、時間短縮の余地があると思います。
「教師なのにここ短縮するの?」と思いますが、長時間労働を改善し、健康でいることも教師として大事ですので、参考までにお読みください。
授業準備の時間短縮
今回は、1の授業準備の時間短縮についてです。
◆授業準備に行うこと
①学習指導要領の確認
②教科書会社の指導書を読む
③教材の用意
この3つを行います。
◆いつ行う?
ただし、毎日5〜6時間ある授業の全てを行うことは非常に困難です。
なので、私は授業がない時期にまとめて行います。
具体的に言うと、
- 春休みに、4月〜7月の授業準備
- 夏休みに、8月〜12月の授業準備
- 冬休みに、1月〜3月の授業準備
を行い、ノートに授業の狙いと授業展開を1つずつまとめていきます。
2年生の担任であれば、年間910時間なので、
- 3月末に約300時間分
- 夏休みに約400時間分
- 冬休みに約210時間分
となります。
「できるわけないよ!」と思うかもしれませんが、ノートに書き始めると、意外にスイスイ作成できます。
体育は、全学年で共通している指導内容も多いです。
水泳は、2時間分で毎回ほぼ似た内容ですので、すぐ作成できます。
そのほか、図工、家庭科などは1回2時間分のケースが多いです。
また、流れが似ている授業も多いので、パターン化すると、すぐに終わります。(国語の「漢字の広場」など)
生活も、町の探検、生き物の飼育、野菜の栽培など、ポイントをまとめれば、授業の計画はすぐにまとまります。
なので
メインは国語、算数(理科・社会)の授業計画
になります。
これは一番時間がかかります(笑)
春休みの様子
◆以下春休みの様子
3月末に新しい学年が判明次第、まず学習指導要領を読みます。
その後、教科書、指導書を借り、本屋で関連書籍を買い、授業計画を作ります。(できたら教材も作ります。)
昨年度の先生方がもっていた教材やデータはありがたく頂戴し、授業計画と照らし合わせていきます。
もし教材がないなら、ネットか本屋さんで探す。
(それでもないなら、この期間に自作します。)
そして、夏までの授業で使うプリントは全て印刷をして教室におきます。
私にとってこの期間は、最も忙しく、最も授業力が成長する期間になります。
(とはいえ授業のない時期なので、この時期は定時に帰れます。)
そして準備が終われば完了です。
時期になったら、ノート見て思い出し、同僚の先生方と評価方法や、授業展開の打ち合わせをして終了です。
加えて、変更点があれば追記しておきます。
なので、平日は事務仕事の終了後、同僚の先生と授業の進め方や、使う教材の確認をして終了、という流れが多いです。
終わりに
※私は退勤後は、教育書や興味のある本を読んでいることが多いです。なので「授業に使えそうだな」と思ったら、家でも授業ノートに追加しています。
なので、厳密に仕事を全くしていないのか?と言われると、している部分もあると思います。ただ、これをしなくても日々の授業は行うことができます。
夏休みと冬休みも同様の流れで、授業を作成します。
授業のない時期に、いかに授業準備するかが、平日の定時退勤に向けて大きなポイントかと思います。
同僚には「何やってるの(笑)」とよく笑われるんですが、継続すると慣れて早くなります。
また事前に計画しているので、「忙しくて授業準備ができなかった(T ^ T)」ということもなく、年間を通して安定して授業ができます。
そして、当たり前ですが、前年度と同じ学年の担任になったら、上記に書いた活動の多くが減ります。
今年は以前担任した時期と教科書も変わって、学習内容も変更が多かったので、1から作りました。(それでも以前担任した学年なので準備は早いです。)
以上です!
個人的なやり方ですが、参考になれば幸いです(^ ^)
※コメントより「授業ノート」を見たいというご希望があったので、以下に載せておきます。
私は悪筆ですし大したものでもないので、実物を見せるのが恥ずかしいのですが、過去の反省の意味も含めて載せます。 pic.twitter.com/e1JGKlj7mf
— ともはる先生@放デイ×小学校教員 (@tomo_haruuu) September 25, 2018
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Comment
[…] 前回の目指せ定時退勤!授業準備のブログで、長期休暇の間に、授業準備をほぼ終わらせる、という内容を書きました。 […]
こんばんは。新採1年目の者です。ちょうど2学期、運動会終わりということもあり、教材研究、授業準備のやり方を見直しをしている中、この記事を読んで大変勉強になりました。
一つお聞きしたいのですが、ノートというのは具体的にどのような大きさで、教科ごとに分けられて使われていますか?(実際書かれたノート写真が見られれば万々歳です🙌)
ぜひ、今後の授業へと生かしたいので教えていただきたいです。