目指せ定時退勤!:教室環境

教室環境
定時退勤を目指して、今回は教室環境について書いてみます。
子供のためにも、教室はキレイかつ、学習に適した環境に保っておきたいところです。
しかし、実は私は片付けるのが苦手な人間です(^◇^;)
キレイ好きな先生の教室を見るといつも、「あんな風にしなければ!」と思いますが、いざやると非常に時間がかかり、悩みのたねでもありました。
そんな状況で試行錯誤をして、教室を時間をかけずにキレイにする方法を考えてきました。
片付けが得意な人には、あまり参考にならない内容かと思いますが、一例として紹介します。
① 紙ゴミ専用のゴミ箱の設置
私が一番役に立ったと感じる工夫は、紙ゴミをすぐに捨てることのできるゴミ箱を設置したことです。
教室は常に大量のプリントがあります。
- 配布物のあまり
- 使い終わった教材
- 時期が過ぎた掲示物
などなど、とにかく紙が多いです。
そのため、通常のゴミ箱とは別に、紙ゴミ専用のゴミ箱を教卓のそばに置きました。使わないプリントは即ゴミ箱に入れます。そして週末の放課後、たまった紙はまとめて捨てます。
これだけで、物を片付ける時間がかなり減るので、ゴミ箱は重宝しています。
② ものを置かない
私は「片付ける」という行為が苦手なので、そもそも物を置かないという手段をとります。(片付けが苦手な人はわかるかと思います笑)
最近は、特別な支援が必要な子でも学習しやすいユニバーサルデザインを意識した教室環境が広まっています。私のクラスはそもそも物が少ないので、常時スッキリとしたユニバーサルデザインです(笑)
授業で使うものは、教具室(教具教材が収められている部屋)においておきます。
③ 掲示物は授業中に作り、掲示する
物を置かないと言っても、学習中の内容は壁に貼っておきたいものです。
- 作文の書き方
- 算数の公式
- 理科の観察のポイント
- 社会の町探検の地図
など学習中の内容が貼ってあれば振り返りもしやすいですし、勉強の苦手な子は掲示物を見て授業に参加することもできます。
しかし、放課後に作っていると、その分時間がかかります。
なので、授業中に画用紙や模造紙を黒板に貼って、授業を進めながら一緒に書いていきます。
こうすれば、授業が終わったらそのまま壁に貼っておくだけで、学習の掲示物は完了です。
研究授業で、授業の流れを掲示物として掲示することあります。
その場合も、黒板に模造紙を貼って授業をすることで板書が残るので、何時間やっても掲示物の作成の時間はなくなります。
④ 作品提示
図工の絵画、習字の作品など、教室に飾る可能性が高いものは、作品が完成次第、壁に貼っていきます。
そうして授業時間内に掲示を終えます。
また、壁に掲示をすると子どもの作品も見やすいので、評価もすぐにすることができます。
⑤ 床に机の位置の目印を書かせる
机がバラバラだと、教室は汚く見えます。
なので、机の下の床に水性のペンで目印があると、子どもはすぐに机をピタッとキレイな位置に揃えることができます。
なお、線は4月に水性ペンで床に直接引いてしまいます。
一年後には、自然と薄くなり、最後の年度末の大掃除で磨き落として終了です。(無理ならポリッシャーで磨き落としてしまいます笑)
掃除の時も短時間で机を揃えることができますし、子供自身も机が揃っている教室だと「汚したくない!」という気持ちが働き、キレイに保ってくれます(^ ^)
「机を揃えましょう」の一言で、子供がピタッとキレイに合わせてくれるので、1年間を通して机を揃える時間と手間を省くことができます。
終わりに
以上です。どれも些細な工夫ですが、1年間で考えると大きな時間短縮になります。
これで授業準備、成績表の作成、教室環境の3つの紹介しました。
元気に子どもの前に立ち続けるためにも、仕事は早く終わらせリフレッシュする時間が必要です(^ ^)
定時退勤を目指して頑張っていきましょう!
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