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「価値づけ」はどうしたら良いの?

 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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「価値づけ」はどうしたら良いの?

価値づけ

「価値づけ」とは、「教師が理想と定めた子供の行動」を褒める・認めるなどの行動を通して、「良いこと」と認知することを言います。

「評価する」と同じと考えても良いでしょう。

 

この時に重要なことは、「教師の理想が子供にとって適切かどうか」をよく考えることです。

例えば、子どもが宿題を提出した場面で、

 

「宿題が全て正解していた」

ということを褒めれば、「宿題は全て正解することは価値がある」と子供は学びます。

「宿題を出したこと」

ということを褒めれば、「宿題は出すことは価値がある」と子供は学びます。

 

どちらが適切か?と言われれば、後者になるのかもしれませんが、何かしっくりこない感じもします。

このような時に、「宿題をする意味」や「子供の将来にとって重要なこと」を見つめ直す必要があります。

 

例えば、

  • 「学校以外でも勉強することに意味がある」
  • 「毎日継続して努力することに意味がある」
  • 「学んだことを家庭で振り返って復習することに意味がある」
  • 「宿題、遊び、習い事など、自分でスケジューリングして行動できることに意味がある」

など、「宿題をした」という行動に対しても、様々な価値づけ方があります。

 

よって、先生の考え方、言い方によって子どもは「行動」を変えていきます。

つまり、先生の「価値づけ」は「子どもの成長」に直結しているのです。

 

ポイント

 

「価値づけ」で重要なことは、

  • 教師の理想を明確にする
  • 伝え方を考える

ということです。

 

◆教師の理想を明確にする

 

まず、「教師の理想」を明確にすることが大事です。

 

例えば、

  • 「宿題をした」
  • 「授業が始まるまでに席につけた」
  • 「自分の意見を発表できた」
  • 「友達の発表を真剣に聞けた」
  • 「掃除を真面目にできた」
  • 「給食で残さず食べた」
  • 「友達を褒めた」

など、子どもの行動1つひとつに「意味」や「最善の行動」を考えます。

 

◯「宿題をした」

 →「日々の努力が長い目でみると大きな成長となる。きっと成長し続けるでしょう。」

◯「授業が始まるまでに席につけた」

 →「時間を無駄にしないで行動できる人は強い。授業の準備までできるとなお良い」

◯「自分の意見を発表できた」

 →「社会では人に自分の考えを伝える力が重要になる。一生使える力も身につけている。」

◯「友達の発表を真剣に聞けた」

 →「人は真剣に話を聞いてくれるととても嬉しい。友達を思って行動できることは素晴らしい。さらに、聞いた後に質問ができるとなお良い」

◯「掃除を真面目にできた」

 →「自分が使っている場所に感謝の気持ちをもって、綺麗にできる人は素晴らしい」

◯「給食で残さず食べた」

 →「給食を作ってくれた人のことを考えている。体も心も大きくなれる」

◯「友達を褒めた」

 →「人の良いところを見つけられる人は、周りの人も自分の良いところを見つけてくれる。これからも素敵な人と繋がっていけるでしょう。」

 

このように、子どもの行動は「価値づける」ことで、意味を理解して習慣化して行きます。

また、周りの子にも伝えることで「あの行動は良いことなんだ」と理解して、行動を変えて行きます。

 

逆に言えば、教師の理想が明確でなく、不適切な行動を価値づけてしまうと、子どもの行動はどんどん悪化していきます。

 

教育は「洗脳」と言う人もいますので、何より教師自身が、

「子どもにどんな人になって欲しいのか」

を明確にすることが重要なのです。

 

◆伝え方を考える

 

理想を明確にしても、伝え方が曖昧では「価値づけ」することができません。

また、間違った解釈をすると不適切な行動が増えてしまうケースもあります。

 

よって、子どもに伝わる言い方を考え、準備することが重要ですし、1つの言い方では伝わらない可能性があるので、様々な「価値の伝え方」を用意しておくことが大事です。

 

例えば、

運動会の経験を通して、

「『優勝』と言う1つの目標に向かってみんなで努力したことが素晴らしい」

と価値を明確にしても、

「勝ててよかったね〜」

と言ってしまうと、子どもは「勝つことは良いこと」と覚えてしまいます。

 

  • 「みんなで頑張ったからだね!」
  • 「Aくんができないとき、みんなで支えてあげたよね!」
  • 「友達を必死に応援している姿が素敵だったよ!」
  • 「負けちゃったけど『楽しかったね!』と感想を言ってくれた人は、一番大事なことを理解してます!」

 

など、様々な「価値の伝え方」を用意しておくと、どの子も納得して行動できるようになります。

 

 

終わりに

 

「価値づけ」は、教師にとって大事な教育活動です。

一方、教師の考え方次第で、子どもの行動は「善」にも「悪」にもなります。

 

まず「教師自身が価値をもつ」こと。

そして日々新しい知識を得て「本当に自分の価値は子どもにとって適切なのか?」と自問自答を繰り返すことが大事です。

(私も日々自問自答してパニックになります笑)

 

より良い「価値づけ」ができるように考えていきましょう!

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