元小学校教師ともはるの実践まとめサイトです!

悪気なく人を傷つけることを言ってしまう子への4つの対応

 
この記事を書いている人 - WRITER -
こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
詳しいプロフィールはこちら

悪気なく人を傷つけることを言ってしまう子への4つの対応

つい言ってしまう・・・

  • なんか太ったね
  • 身長低くない?
  • 点数低っ!

悪気はないけど、人を傷つける言葉を言ってしまう子がいます。

 

大人が注意しても本人がなぜ悪いのかわかっていないので、同じことを繰り返して対人関係が悪化します。

つい叱ることも多くなり、本人の自己肯定感だけが一方的に下がっていく。

 

こんな時どうすれば良いのでしょう?

 

4つの対応

 

今まで子どもから悪意のない純粋な言葉で傷つけられてきた(?)経験を持つ筆者が、子どもを改善してきた具体的な4つの対応を紹介します

 

①大人は過剰に反応しない

 

未就学児・小学生ぐらいの子は、「大人がどう言ったか?」よりも「大人がどう反応するか?」で発言を振り返ります。

特にマイナスな発言をすると大人は止めようと必死になり構ってくれます。

 

例えば、子どもが「バーカ!バーカ!」と叫んでいる子に、「そんなこと言わない!」と周りの大人が構うと、楽しくなってどんどん発言するようになります。

そのため、相手を傷つけていると気づきにくい子は、よりマイナスな発言を増やす傾向があります。

 

大人は下手に構うよりも相手をしないことで、子どもは「面白くないな」「つまらないな」と感じて言わなくなります。

加えて「私は『バカ』と言われて傷つきました。」などのIメッセージを一言添えておくと、より子どもの心に響くでしょう。

 

②良い言葉・ふわふわ言葉を教える

 

悪気なく、見たことをそのまま言ってしまう子がいます。

はじめて会う人を見て「デブだね!」と言ってしまっては最初から人間関係は崩壊してしまいます。

 

そこで、普段から

  • マナーや挨拶などの良い言葉
  • 褒める・賞賛するなどのふわふわ言葉

などを教えておきます。

 

その結果、どうしても「デブだね」と言ってしまう子も、

「はじめまして!僕の名前は◯◯です!服おしゃれですね!とっても可愛いと思います!あ!あとデブですね。」

と言えます。

こうすれば、ただ「デブだね」と言った場合に比べ怒りは1/3〜1/4程度になり、

  • 「まあ、子どもの言うことだから(^_^;)」
  • 「思ったことを全部言っちゃう子なのね(^^;;」

とギリギリ関係を壊さずに済みます。

 

子ども同士でも、普段から

  • 「かっこいい!」
  • 「足速いね!」
  • 「かわいい!」
  • 「私も欲しい!」

など、ふわふわ言葉をたくさん使えるようにしておけば、ついマイナスなことを言っても

「たまに悪口言うけど、良いやつ」

と言うポジション内で収めることができます。

口が悪い子の印象を変える指導

 

③関係を築いてから指導する

 

指導が入る子であれば、傷つく言葉は当然指摘します。

しかし、先生と子どもとの間に信頼関係がないと、子どもが行動を変えてくれることはありません。

 

まずは信頼関係の構築が一番重要であることを認識しましょう。

MLBの大谷翔平が「人を傷つける言葉は絶対に言わない方がいい」と言えば、野球少年たちはすぐに言うことを聞いてくれるでしょう。

しかし、そうでない人にとってはカリスマ級の影響力などありませんので、普段の生活から信頼を獲得する必要があります。

  • 「かっこよいところを見せる」
  • 「楽しく成長できる授業をしてくれる」
  • 「意見を尊重してくれる」

など、身近な大人だからできる強みを発揮しましょう。

 

そうして信頼を得れば、「人を傷つける言葉を言わない。言ったことに気づいたらすぐに謝る」などの指摘を素直に受け入れてくれます。

 

④周りの子をおおらかにする(環境調整)

 

「人を傷つける言葉」とは実は曖昧なものです。

人によって受け取り方が違うので、「この言葉は良い」「この言葉はダメ」とはっきり分けることは出来ません。

 

つまり、周りに神経質な人が多いと言葉の扱いは難しくなりますし、寛容な人が多ければ言葉のハードルは下がります。

 

先生・指導者は、「つい傷つけることを言ってしまう子」ばかり対応するのではなく、学級・子ども集団の寛容性・おおらかさを高めることが、結果的に子どもの成長とトラブルの減少に繋がります。

 

おおらかな環境づくりは以下の記事で紹介しています。

レジリエンスの高い「おおらかな子」に育てる

 

終わりに

大人は、無神経に発言する子を、つい叱ってしまいそうになるかもしれません。

しかし、やるべきことは無意味に叱ることではなく、その子をの行動を変えることです。

 

初めから相手を傷つけるために生まれる人間は誰もいません。

本人の特性や周りの環境で「相手を傷つけてしまう子」が生まれるのです。

ぜひ先生・指導者は、子どもをよく見て実態を把握し、その子がうまく成長できるようサポートしてあげましょう(^ ^)

スポンサードリンク







この記事を書いている人 - WRITER -
こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
詳しいプロフィールはこちら

Comment

  1. どんぐりおじさん より:

    その時、先生自身が感じた気持ち、願いを、子供に正直に伝えることが、こどもの成長のために
    一番重要だろう、と僕は考えるのですが、いかがでしょうか?
    ご返事をお願いしたいと思います。
    (どんぐりおじさん)

    • 元小学校教師ともはる より:

      おっしゃる通り、それは一番最初に行う行動だと思います。
      ただ、現場で感じる問題点として、言っても問題行動が止まらない子どもがいる、という現状もあります。
      私は子どもには言語的なアプローチと非言語的アプローチの2つが重要だと考えているので、今回はその対応では伝わらないというケースも含めて対応を紹介してみました(^ ^)

コメントよろしくお願いします(^ ^)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© 小学校の先生のお仕事 , 2018 All Rights Reserved.