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距離感が近い子どもへの対応

2018/06/01
 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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距離感が近い子どもへの対応

距離感が近い

 

人との距離が近くベタベタと接してしまう子どもがいます。

小さいうちならまだしも、体も大きくなって人目につく学校などでベタベタするのは卒業して欲しいところです。

 

もし、知らない人に抱きついたり、嫌がる友達にくっついてしまうとトラブルの元となります。

また男の子の場合は、女の子との距離感を適切に取れないと、警察沙汰になってしまう場合もあります。

 

それを防ぐためにも子どものうちに適切な距離感を教える指導は大事です。

 

なぜ距離感が近くなる?

 

なぜ距離感が近くなってしまうのでしょう?

⑴発達に課題を抱えている場合

自閉スペクトラム症を始めとした、発達に課題を抱えている子は他者との距離感が近くなる傾向があります。

 

原因としては、

  • 相手の表情を読み取ることが苦手で、気づかないで近づいてしまう
  • 相手の気持ちを想像することが苦手で、気づかず近づいてしまう
  • 「他の子は近づいているから私も大丈夫」と他人の距離感を真似してしまう
  • 近づいたら相手が嫌がることを「相手をしてくれる」と捉え、反応を楽しんでしまう

 

などがあります。

 

⑵愛着の形成に困難を抱えている場合

 

  • 乳幼児期に養育者と離れて十分にスキンシップができなかった。
  • ネグレクトや虐待によって養育者と適切な関わりがもてなかった。

などの理由で、愛情を十分に得ることができなかった子どもは、体が成長してもスキンシップを求めてしまうケースがあります。

 

女の子の場合は、体が触れていないと安心するため性被害にもつながるケースがあるので、将来を見据えた対応が必要です。

 

愛着障害の子への10の対応①

 

具体的な対応

 

以下で具体的な対応を紹介します。

①共感&言語化

まずは、ベタベタしてくる子には

  • 「抱っこして欲しいんだよね」
  • 「くっついていたいんだよね」

と、行動を言語化して理解させましょう。

 

思うままに行動して、自分が何をしているかわかっていない場合もあるので、言葉で理解させることは重要です。

 

また子ども同士で「もうベタベタくっつくの嫌だよね〜」と会話をする子もいるので、言語化しておくと「私やってる!」と気づいてやめることがあります。

 

②自分の姿を見せる

「近い」と理解していない子に、「近いよ!」と言っても理解することはできません。

鏡の前で、「今の位置はこれ。ぶつかって危ないでしょ」と理解させ、適切な距離を視覚的に教えます。

これは、写真やビデオで撮ってみても良いと思います。

 

③集団で練習する

先生であれば、クラス全体で練習するのは効果的です。

 

特定の子への指導になると、特別感や孤立感も生まれます。

しかし、授業として行えば誰かが特別な存在にはならないので、すんなり受け入れてくれることも多いです。

 

また全員で適切な距離感の共有ができるので

  • 「これは近いよ!」
  • 「それは遠すぎ!」

と子ども同士で、ちょうど良い距離感をつくっていくことができます。

 

教え方としては、

  • 前ならえをした時と同じぐらい間を開ける
  • 教室なら机1個分空けて話す

などが子どもにはイメージしやいようです。

社会性を身につける最初の指導:距離感

 

⑥先手のハイタッチ&握手

実は距離感を教えても、ベタベタくっついてくる子は多いです。

これは、そもそもスキンシップが足りず愛着が未形成なので「安心できる人とくっついていたい」と言う思いが存在することに由来します。

くっついていなければ、愛情を補充できないので、わかっているけどやめられないのです。

 

かと言って、思うままベタベタするのは止めたいところです。

そこで有効なのが、先手のハイタッチ&握手です

 

これは、何か良いことがあると養育者や先生の方から

「イェーイ!」とハイタッチをしたり、「やったね!」と握手をします。

この2つは見た目で問題はなく、かつスキンシップになるので、愛着も形成されていきます。

 

さらに大事なのは先手を取ることです。

子どもが愛情が欲しいと思ったら、子どものタイミングでくっついてきてしまいます。

 

なので、養育者や先生は普段から機会があれば、すぐにハイタッチや握手をして定期的に愛情を補給し続けます。

こうすることで、思わぬタイミングでくっついてくることがなくなります。

また、ハイタッチや握手の回数も増えるので、子どもは愛着を得るにはハイタッチか握手をすれば良いと覚えてくれます。

 

なおハイタッチは一瞬、握手は長めにスキンシップができると言う違いがあるので、

  • くっつきたい思いが強い子には握手
  • そこまでではない子はハイタッチ

と使い分けると良いと思います。

 

終わりに

 

距離感の近い子どもの対応を書きましたが、本来どんな人でも

  • 「一緒にいたい」
  • 「くっついていたい」

と言う思いはもっています。

 

欧米人はハグしたりキスしたりと、スキンシップに対する考えは日本人とは違いますよね(^ ^)

子どもにも「ダメだから」の一点張りではなく、思いを共感してその上で徐々に距離感を教えていけると良いですね

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