まじめで優しい子がいた時に気をつけること

まじめで優しい子
クラスにはまじめで優しい子がいます。
「先生!お手伝いすることはありませんか?」
「〜さんの連絡帳は私が届けます!」
周りをよく見て、人の気持ちを感じ取れる子です。
つい
「じゃあお願いね。いつもありがとう。」
と言ってしまいます。
しかし、それに慣れてしまうと、何か困った時に
「誰かやってくれない?」
と、子どもたちに聞いてしまいます。
当然、優しい子たちは「私がやります!」と言ってくれます。
しかし、私はこの「誰かやってくれない?」は、リスクがあると考えています。
◆気を使ってしまう
子どもが自分から「やります」と言ったなら良いのですが、先生が「誰かやってくれない?」と、聞いてしまうと、
「もしかして私にやれって言ってるのかな?」
と、強制されている印象を与える可能性があります。
子どもは、色々なことを敏感に感じて生きています。
先生に「あの子ならやってくれるだろう」という気持ちがあれば、すぐに気づかれます。
実際に私は
「前の先生は、すぐにお願いしてくるから嫌だった」
という話を子どもから何度も聞きました。
また、
「子どもは器用だし、優しいとは思うんですが、そのせいで大変な子とばかりペアにさせられて、かわいそうな思いをしてきました。」
という保護者の方からの相談もよくあります。
私は、クラスは「子ども全員でよくしていく場所」だと考えています。
なので仕事があれば、役割分担をします。
また、急に子どもに手伝って欲しければ、特定の子に偏らないように配慮します。
特に女の子はまじめな子が多いので、損な役回りをしてしまうケースが多いです。
表面上は笑顔でも、心は疲れているかもしれません。
終わりに
優しい子は褒めてあげます。
しかし、先生は子どもの優しさ、まじめさを利用してはいけないと思います。
以上です!
※縁あって出させていただきました(^ ^)