効率の良く採点するための3つの丸付け方法

採点業務
学校教育では様々な仕事がありますが、一番先生の仕事としてイメージしやすいのは「丸付け」ではないでしょうか?
教育は、教えたことが身についているか確認するために「テストで確認する」という作業が必ず入るので、丸付けは必然的に生まれる仕事です。
しかし、この丸付けは時間がかかる場合も多いので、効率よく行いたいものです。
今回は、丸付けを効率よく行うための3つの方法を紹介します。
3つの丸付け方法
色々な丸付けの方法も色々ありますが、大きく3つの考え方を紹介します。
状況に合わせて使い分けるとより効果的かと思います(^ ^)
①その場で採点する
宿題、テスト、ミニテスト、教科書など、問題があれば採点が必要になります。
まず「その場で丸をつけて終わらす」という意識を強くもちましょう。
- 宿題の丸付け→朝、先生に持ってきた子から丸をつけて返す
- テスト→終わって提出すると同時に、採点をする
- ミニテストや教科書の問題→授業中に丸をつけて返す
「集めて後でやろう」とためてしまうと、放課後にかなり響きます。
まず授業時間中にどうやったら終わらせられるか、という発想で授業時間や内容を組んでみましょう。
②子どもに採点させる
算数ドリル(計算スキル)などのドリル系の問題は、授業中にやって隣同士交換させて丸をつける方法もあります。
先生は、答えを読み上げるだけで、子どもたちが採点してくれるので、一瞬で終わります。
子どもも、その場で正誤を判定するので、どこをどう間違えたのかが、すぐに理解できて学習内容が記憶に残りやすくなります。
※「お隣同士で採点する」となると、「罰を見られたくない!」という心理が働き先生に持ってくるときよりも、若干集中力高めで問題に臨んでくれます(笑)
③まとめて丸を付ける
単元末テストやまとめテストは、問題数が多いので、1つずつ確認する必要があります。
一方、
- 漢字ドリルや算数ドリル
- 漢字のミニテスト(10問テスト)
- 教科書問題
など問題量の少ない場合は、さっと眺めると正誤の確認ができます。
なので、一目で「全問正解!」とわかれば、大きな丸1つで終了すれば時間短縮になります。
間違いがあれば、間違えた箇所に点を打ち、直させます。
すると、全て正解した状態で持ってくるので、最後は大きな丸ひとつで終えることができます。
なお、大きな丸では味気ない、という場合に華丸を使うことがありますが、意外と華丸は書くのに時間がかかるので、三重丸にするなど工夫すると良いと思います(^ ^)
※なお、子どもたちも罰をつけられるのは基本的に嫌です。
間違えた答えを残すことなく消してしまったり、自分たちで丸付けをさせると全問正解したら花丸を付ける、と言った場面はよく見ます。これは、子どもの中には「罰をつける」という不快な感情に耐えられないことで起こります。
なので「罰を残さない」というやり方にするだけで、子どもたちの問題に対する意欲は上がったりする効果もあります(^ ^)
終わりに
教師の仕事は、細々と仕事をいかに早く終わらせられるかで勝負が決まります。
1つ1つは些細な工夫でも、全体でみると大きな時間短縮になります。
必要のないところは時間を削減して、より効果の高い活動に時間をかけるために、1つの参考になれば幸いです(^ ^)
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