教員採用試験 〜模擬授業〜

模擬授業
◆教師の適正
模擬授業は、教師の適正があるか判断するためには、一番重要だと思います。
- ここでできるなら子どもの前でもできる。
- できないなら、子どもの前でもできない。
シンプルな判断基準であり、シビアに見られるところだと思います。
出題形式は自治体によって違うと思いますが、一番見たいことは「子どもとのやりとりができるかどうか」です。
授業は子どもと一緒に作るものです。けっして教えるだけの場ではありません。
しかし、どうやってつくればいいのでしょう?
◆大事なこと
いろいろ方法はありますが、私が大事だと思うのは、
「めあて」「発問」「ファシリテーション」「まとめ」
この4つです。
- 「めあて」で子どもに授業の道筋を示し
- 「発問」で子どもの思考、表現、判断の場を作り、成長に導く
- 「ファシリテーション」で、子どもたちの意見をつないでいく
- 「まとめ」で授業で成長したことを確認させ、実感させる
その中でも、ウエイトが大きいのは「発問」と「ファシリテーション」です。
◆発問
「発問」で子どもが興味をもたなければ、授業中で挽回するのは難しいです。
逆に「発問」で子どもの興味を引くことができれば、その授業は8割成功していると思います。
子どもは意欲があれば、どんどん学習にのめり込みます。
それだけ、「発問」には大きな影響力があります。
◆ファシリテーション
「ファシリテーション」は、その場の意見をつないでいく技術です。
もし教師が、
- 子どもの意見を拾えない
- 都合のいい発言ばかりをする子ばかり当てる
などしてしまうと、授業へのモチベーションは薄れ、先生との関係が悪化し、最悪学級崩壊にもつながります。
そのために、模擬授業では、子どもとのやりとりが見られます。
子どもが意見を言ったら、
- 「なぜそう考えたの?」
- 「理由は?」
- 「今の意見に、誰か意見はありますか?」
- 「同じ意見の人はいる?」・・・
どんどん意見をつなげて、授業を進めます。
もちろん、「めあて」から外れてはいけません。
このやりとりこそ、よい授業になるか、よい先生と思ってもらえるかの土台です。
終わりに
模擬授業はやればやるほど上手になります!
ぜひ友達と練習して腕を磨いて、本番に臨んでください!
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