【日記】1月8日 アドラー心理学から考える
2019/01/25

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こんにちは(^ ^)
以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。
このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。
全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
勇気づけ
アドラー心理学の本を読んでいたら「勇気づけ」という言葉があります。
これは、「あなたはできる人間ですよ」と尊重のメッセージを送ると「できる」ようになる、というものです。
トイレに「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」という掲示があります。
これも「トイレをきれいに使える人間」として尊重して接することにより、本当にきれいに使える人間に変わっていく、ということらしいです。
つまり、その人の行動を変えるには、「やってほしいこと」を伝えることが効果的ということです。
同じ原理で、廊下に
「いつも歩いてくれてありがとう。みんなのおかげで安全に過ごせます。」
と掲示をすれば、走る子供は減少すると考えられます。
例えば、ADHD傾向の子供は、挑戦心が強いので「廊下は走らない」と言われると、逆に走りたくなる特徴があります。
実際、子供の移動は「基本走る」です。何もしなければ走ります。
「走るな!」というメッセージは、子供に「走る」と連想させてしまいます。「歩いてほしい」と伝えることで「歩く」というイメージがつき、歩いてくれます。
叱って渋々ルールに従わせるより、「勇気づけ」をして子供の行動を改善していくことが有効だと感じました。
- 友達に悪口を言わない → 友達に優しい言葉をかけてすごい
- 授業中おしゃべりをしない → 授業中話を聞いてくれてありがとう
- ダラダラ行動しない → キビキビ行動していいね
今までなんとなく行動していたことが「勇気づけ」の観点ではっきりしました。
自分の成長が実感できると嬉しいですね(*^▽^*)