【日記】2月12日 第2回「未来の先生塾」

第2回「未来の先生塾」振り返り
- テーマ 「働き方について」
- ディスカッションテーマ ~何が仕事で、何が仕事でないのか~
先週から私の知り合いが主催されている「未来の先生塾」に参加させてもらっています。
毎回、全国の先生方とお話しができるので、良い経験をさせてもらっています。
今回のテーマは「働き方改革」です。
以下参加して感じた感想を書いていきます。
◆教師の仕事とは何か?
仕事を考える上で、一体何が仕事なのか?
参加者の中で考えとして出たのが、
- 賃金がある=仕事
- 賃金がない=仕事ではない
という考えです。
学校で言えば、
- 学校内で行うこと=仕事
- 学校外でやること=仕事ではない
ということです。賃金は基本的な仕事論に感じます。
一方、参加者の共通理解として多かったことが、
- 楽しくないこと=仕事
- 楽しいこと=仕事でない
という考えです。
学校の中では
- 子どもと関わる仕事=仕事ではない
- それ以外の事務作業=仕事
と考える人がいました。
仕事はお金だけでなく「楽しさ」を求める傾向が、一般化されていることを感じました。
◆教師の仕事は分けられる?
話し合いの中で出たのが、「子どもとの関わりが楽しいので、あれを仕事としていいのか?」という考えです。
他にも、「保護者の対応や地域の人との関わりも楽しく、さらにお金までもらっていることに引け目を感じる」など、そもそも教師の仕事をただ楽しいから一生懸命取り組んでいる人が一定数いました。
世間では仕事を「辛いもの」「8時間だけするもの」と極端に考える人もいますが、教師の中には「やりがいがあって素敵な仕事」という価値観が強くあることを感じました。
「どこから仕事で、どこから仕事ではないのか?」という考えで、教師の仕事を分けることはできないというのが参加者の共通認識だったように思います。
これは、オンラインサロンで話す人はそもそも働き方に不満などない人が大多数でありバイアスはかかっていることはあるでしょう。
ただ、落合陽一氏が主張する「work as life」の考えで教師の仕事を楽しんでいる方はかなり多いことが再認識できました。
◆働き方改革はどうなる?
働き方の話をしていくと、「ブラックと有名になった学校の働き方改革はどう決着するのか?」という疑問が生まれます。
私立学校の先生は校長先生の指示のもと、「部活の時間を制限する」「行事の精選」など働き方改革を行ったそうです。
結果かなり職員の意識も代わり、働き方は改善したとのことで、やる気があれば実行可能なことであることは間違いないようです。
一方で感じたことは、
「公立学校の先生には移動があるので、改革をして一時的に良くなっても、人が変わればまた悪化するのではないか?」
という疑問です。
これに関しては、学校のシステムを構築して文化として残していくことが重要かと感じました。
働き方改革は正直「これが正解」というのは出しにくいです。
私は、学校文化に染まっていると「子どものために」という思いが強くて公正な判断ができない気がするので、困っている当事者の方や若手教員の意見をメインに改革した方が結果的に良くなると思ってます。
教職大学の倍率の低下を考えると、無理矢理にでも改革していかなければ日本の教育が早晩終わるのは目に見えています。
そのためにも、建設的で実行可能な対策が必要なのかと思いました。
終わりに
今回は「働き方」のテーマでディスカッションしましたが、1つのテーマで話すと意見が深まっていくのが楽しいです。
ネットで全国の人と話せるとはいい時代に生まれました(笑)
今後も引き続き、振り返りをブログに残していこうと思います(^ ^)
※当ブログ管理者ともはる初の単著!好評発売中!