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認知特性を知ってレベルアップ!〜視覚優位と聴覚言語優位〜 

 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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認知特性を知ってレベルアップ!

視覚優位と聴覚言語優位

前回、人は情報処理をする時に、2つのタイプがあると紹介しました。

あなたはどっちのタイプ? 〜同時処理と継時処理〜

 

同時処理と継時処理以外にも、人には様々な情報処理のタイプがあります。

今回は、授業にも活用しやすい視覚優位と聴覚優位について紹介します(^ ^)

 

視覚優位

その名の通り、目で見た情報の処理が得意なタイプです。

 

得意なこと

  • 人の顔を覚えるのが得意
  • 絵、写真、グラフ、動画など視覚的に示されたものを理解しやすい
  • 絵をが上手
  • 漢字を部首で覚える

 

など目で見た情報処理が得意です。

 

苦手なこと&対策

  • 言語で伝えるのは苦手
  • 漢字を似た字と間違えて書いてしまう(「少」を書こうとして「小」)
  • 言葉で伝えることが苦手

 

このような苦手があります。

 

例えば、喋ってばかりの先生の授業は視覚優位の人には入りません。

そこで、話している内容をメモして視覚に残るようにすると、理解が進みます。

 

この時

同時処理タイプの人

→マインドマップやグラフィックファシリテーションなど関係性がわかりやすいメモ

継時処理タイプの人

→話した順番に書いてメモする

 

など自分にあった覚え方をすると良いでしょう。

 

聴覚言語優位

耳から情報を得ることが得意なタイプです。

言語優位の「言語」は「言語指示」と考えてください。

 

得意なこと

  • 口頭指示の理解が得意
  • 音楽を聴いているとすぐに歌詞を覚える
  • リスニングが得意
  • 言葉で順番に説明されると理解しやすい

などの特徴があります。

 

学校では先生の声かけで動く場面が多いので、聴覚言語優位の人の方が行動しやすいと言えます。

 

苦手なこと&対策

  • 自己紹介しても顔と名前が一致しない
  • 音楽を聴きながら勉強することができない
  • 読みが同じ漢字と間違える(「商」と書こうとして「賞」)

などの苦手があります。

 

出会って自己紹介をしても、「名前はわかるけど、どんな顔だっけ?」と見たことの記憶が思い出せないことがあります。

学校など毎日会えるなら良いですが、たまにしか会わない人の時は困ってしまいます。

そんな時は、

  • 顔写真の入った名刺をもらう
  • 一緒に写真を撮ってもらう

などの対策をすると良いでしょう。

 

また音が耳に入りやすいので、ざわざわした場所で勉強すると集中できなくなります。

なので、

  • 静かな場所で勉強をする
  • 耳栓をして音の情報を遮る

などの対策が有効です。

 

 

実践への応用

実際に、授業や講演でこの視覚優位と言語優位を生かして行う場合はどうすれば良いでしょう?

 

◆子どもは視覚優位

 

まず、幼児期〜小学校までは多くの子が視覚優位です。

これは脳のタイプ以前に、子どもは「言葉を習得中」なので言語指示を把握しきれないからです。

 

◆基本は両方提示

 

授業や講演ではどちらのタイプでも大丈夫なように、視覚情報と音声情報の両方提示が基本です。

 

特に、写真・イラスト・動画など視覚的な教材は必須になります。

  • 黒板にしっかり伝えることを書く・継時する
  • 書いたものを見せながら説明する

という流れが、説明の基本です。

 

◆情報を抑える

 

授業や講演をするとき、

  • 視覚優位の人は、関係のない視覚情報まで拾いやすい
  • 聴覚言語優位の人は、関係のない音声情報まで拾いやすい

という、傾向があります。

 

つまり「少ない情報で理解させる」ということが非常に大事です。

情報が少ないので、頭の中での情報処理のスピードが向上するからです。

 

事例① 図鑑

図鑑や野球名鑑が好きな人は多いです。

 

これは、

  • 写真やイラスト
  • 言語の説明
  • 内容が端的

という特徴があり、情報処理が簡単だからです。

子どもが図鑑を夢中で読むのは、純粋に「わかりやすい」からです(^ ^)

 

事例② スティーブ・ジョブズ

(伝説と言われるスティーブ・ジョブズのプレゼン)

 

スティーブ・ジョブズのプレゼンは「無駄な情報を減らす」ということに極限までこだわっています。

  • 1つのスライドに1つの情報
  • 余計な情報がない端的な説明

人前で話すことを仕事にしている人は、一度は見ておくのが良いでしょう(^ ^)

 

疑問「書く」は?

 

ここまで読んで「『書く』のが得意なのは、どっちだろう?」と疑問に思った人もいるかと思います。

 

実は、「書く」というのはどちらのタイプでもありません。

人間が文字を発明してまだ数千年しか経っていないので、人間には書くことに特化した機関が備わっていないのです。

脳の様々な箇所を同時に使って「書く」という活動を人間は行います。

 

逆に言えば、脳のどこかに障害があると「書く」ことにすぐ影響が出ます。

だから、作文が苦手な子は多いですし、「読字障害」「書字障害」などの人も出るわけです。

 

「書く力」を鍛えることは簡単ではない、ということは覚えておくと良いでしょう。

 

終わりに

 

今回は、視覚優位と聴覚言語優位について紹介しました。

 

初めて聞く人は、メンドくさい・・・と思う人はいるかと思いますが、要は

 

「写真を出して、言葉で説明して、余計なことは言わない」

 

というだけです(^ ^)

 

実はこのほかにも

  • 触って触覚から情報を入れる
  • 動いて体感覚から情報を入れる

などの技術がありますので、別の機会に紹介したいと思います。

以上です!参考になれば幸いです(^ ^)

 

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