「〜さんとは手を繋ぎたくない」と言った子どもへどう指導する?

質問
回答
「イヤだ」という気持ちが、
その子の身体的生理的なものなのか?
それとも周りの雰囲気に合わせて形づくられたものなのか?
など理由が色々あると思いますが、どちらにしても基本的に「〜さんとは手を繋ぎたくない」と言わせた時点で、打てる手はありません。
もし、嫌がられた子が日常的によだれが出ていたり、鼻をほじっていたりする場面を見て「イヤだ」というのであれば、その子の気持ちも理解してあげる必要があるでしょう。無理やり説得させて、手を繋がせても不快感は消えないでしょうし、先生に強制された、という思いしか残りません。(当然嫌がられた支援級の子も悲しい思いしかしません。)
よって、そもそも全体で「手を繋ぐ場面をつくらない」という手段にシフトします。もし、手を繋ぐことが必要な場面があるのであれば、支援級の子は先生と繋ぎます。
その後、期間をおいて学級で関係性を繋ぐ手を打ちます。
しばらくして、大丈夫そうなら、再度場面を作ってみるかもしれません。
以上です。
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