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教室の隅のホコリなんて 〜「毎日かあさん」を読んで〜

2018/05/19
 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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教室の隅のホコリなんて 〜「毎日かあさん」を読んで〜

心に残った「毎日かあさん」の言葉

家事なんかしなきゃよかった

家なんてもっと汚くてよかった

洗たく物もためちゃえばよかった

食事なんか手作りすることなかった

あんなに抱っこして欲しがったのに

(参照:http://lenon.tokyo/kangae/7805/2)

私が好きな「毎日かあさん」の西原理恵子さんの言葉です。

ご存知の方も多いと思います。

私は恥ずかしながら最近まで知りませんでした。

 

しかし、上の言葉を見た時、不意に思い出したことがありました。

ただの思い出話なので、軽く読んでいただければと思います。

 

 

初任の時の思い出:厳しい指導

 

私が最初に担任をもったときのことです。

何もやり方がわからなかったので、ベテランの先生に一から教えてもらいました。

その時、掃除の指導を教えてもらいました。

 

「掃除は必ず子どもたちにやらせる。」

「自分が使っている場所は自分でキレイにすると教える。」

「ルールは徹底させる。」

「ゴミが残っていたら、最後まで掃除をさせる。」

「汚いままだと、それが当たり前だと思って掃除をしなくなる。」

「サボる子は、厳しく見る。」

 

と教わったので、その通りに指導しました。

 

  • 教室の隅にゴミが落ちていれば、最後まで掃除をさせました。
  • サボっている子がいれば、注意して最後までやらせました。
  • 机の持ち方、箒の掛け方、雑巾の絞り方できていなければ、叱ってやり直させました。
  • 甘い対応をすればサボるので、厳しい表情で監視していました。

 

初任の時の思い出:指導の結果

その結果、子どもの掃除に対する取り組みは、、、全くよくなりませんでした。

 

  • サボろうと逃げる
  • 箒はてきとう
  • 雑巾はダラダラ
  • 机は引きずって運ぶ

 

どんなに注意しても変わりません。

先生がいなければ、おしゃべりを始めます。

 

「自分が使ったものを大切にする」なんて心は一つも育ちませんでした。

当時は、私の指導が甘かったのだと思いました。

ベテランの先生には「ちゃんと指導しないから、そうなるのよ!」と怒られました。

 

初任の時の思い出:男の子の言葉

 

しかし、その年の終わり頃に、一人の男の子が、

「先生!ちりとりしたよ!」

と言ってきました。

見ると、隅にホコリが残っていたので、

「まだ残ってるじゃないか!最後までやりなさい。」

と言ったら、

「え、、、褒めてくれないの?」

と悲しそうな顔で言いました。

 

私は衝撃を受けました。

 

この子は頑張ってました。

時間内に終わらそうと、必死でちりとりをしていました。

サボりがちな子に声もかけてくれました。

終わったと報告まで来てくれました。

 

その子にかけた言葉が、

「まだ残ってるじゃないか!最後までやりなさい。」

です。

 

バカだと反省しました。

何度も心の中で謝りました。

 

掃除がなんなのでしょう?

ルールがなんなのでしょう?

教室の隅のホコリがなんなのでしょう?

 

どうでもいいと思いました。

 

子どもが必死に頑張っているのに、褒めてやることもできなかったのです。

褒めもせず、叱るばかりの教師のクラスで、それでも掃除をしてくれる子がいたのです。

 

なのに、私は、

頑張っている姿を当然と思い、

できていないことを注意して、

完璧でないことに怒っていたのです。

 

そして自分を振り返り、他にも同じような指導ばかりしていました。

 

苦手な牛乳を半分飲んだ子に「半分残ってる!」と叱り、

宿題を忘れた子に「やる気がない!」と叱り、

朝、必死に準備しても間に合わない子を「遅い!」と叱り、

 

子どもが頑張っている姿を見ていなかったのです。

同時に思いました。

 

キレイな教室なんてどうでもよかった

牛乳なんて全部飲まなくてよかった

宿題なんてどうでもよかった

準備が遅くてもよかった

あんなに褒めて欲しがったのに

 

初任の時の思い出:最大の転機

そこから考えが180度かわりました。

 

できなくてもいい

遅くていい

完璧じゃなくていい

 

頑張る子供を、見つけて、褒めて、認めることに全力を注ぐようになりました。

 

教室の隅のホコリなんて放課後、先生が片付けます。

牛乳残したら、一緒に栄養士さんに謝ります。

宿題忘れたら、明日まで待ちます。

遅くてもできるまで待ちます。

 

 

必死に頑張る子供を育てたいから、

いつまでも笑顔で育って欲しいから、

「きちんと、丁寧に、速く、完璧に」なんて、どうでもいいことに、こだわることはやめました。

 

やる気があれば、頑張る姿勢があれば、いつかできるようになるのです。

教師がそれを待てないなんて、子供を潰すことと一緒です。

子どもができないのは、教師の責任です。

 

それ以後、考え方を変え、取り組みを変え、子どもの見方を変えてから、クラスが劇的に改善していきました。

 

このHPで紹介させている実践は、この瞬間から考えていくようになりました。

私の教師人生の最大の転機だったと思います。

 

終わりに

以上。

なんてことない、ただの思い出話でした。

 

私の実践は、上で書いたような思いで、作られています。

私の考えが受け入れられない方いることも知っています。

教師の考えることか?と思う方もいるでしょう。

なので、私の考えが合わない人は真似をする必要はないと思います。

 

ただ、もし同じような思いの先生がいるのであれば、ぜひ読んで欲しい記事ばかりですし、是非、私にも色々な実践を教えて欲しいと思います!

 

最後に、私は母親の苦労はわかりませんが「毎日かあさん」の記事には共感してばかりです。

これからも注目していきたいですね(^ ^)

以上です!

 

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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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Comment

  1. まゆ より:

    ありがとうございます、とても共感できるし、日々子ども達と向き合う中で私が大事にしていきたいことを再確認させていただきました。
    育休明け、母親業も教師としても中途半端な自分はともはる先生のブログが活力になっています!これからもよろしくお願いします(^^)

    • 小学校教師ともはる より:

      ありがとうございます(^ ^)
      働きながらの子育ては非常に大変かと思います。
      このようなブログがお役に立てているとは嬉しいです。
      たわいもないブログですが、今後とのよろしくお願いします。

  2. ぽこちゃん より:

    いつも楽しく読ませて頂いています。このブログに心に染みて泣いてしまいました。6年生の子供のクラスが学級崩壊、同じ光景が目に浮かびます。少しづつ立ち直ってきました。よい卒業式が迎えられますように。

    • 小学校教師ともはる より:

      ありがとうございます(^ ^)
      何か伝えられるものがあれば嬉しく思います。
      お子さんも大変だと思いますが、良い卒業式が迎えられることを願っています。

コメントよろしくお願いします(^ ^)

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