教員採用試験 〜論文試験〜

教員採用試験 〜論文試験〜
論文試験
教員採用試験の論文試験についてです。
テーマについて書く論文の試験を実施する自治体も多いと思います。
求められていること
問題は、「いじめ」「学級経営」「保護者」「体罰」など、
いろいろ設定されていますが、試験で求められていることは、
- 非常識なことを書いていないか?
- 自分の意見を論じることができているか?
この2つだけだと思います。
なぜなら、学校で直面する課題に完全な正解などありません。
現場で働いていない学生(その他受験者)に試験の段階で理解していろ、というのは土台厳しい話しだからです。
論文に出てくる問題は現場にでれば、嫌というほど体験します。
なので、論文はあくまで、
- 常識はあるか
- 文章能力は身についているか?
を確認するための試験だと思います。
例えば
例えば、「体罰ついてあなたの考えを述べよ」という問題があった場合
「体罰は絶対にしてはならない」
という意見があればそれでいいわけです。
その意見を、理由を含めて
序論→本論→結論
の順に書けていけばいいです。
避けるべきこと
しかし、下手に特徴を出そうと、
「体罰にも一定の教育効果があると感じるが・・・」
なんてことを書いたらアウトです!
少しでも不祥事につながりそうな人材は落とされます!
(教師は公務員であり、ニュースにさらされることも多いので、不祥事にめちゃくちゃ弱いです。)
正直、そのせいで保護者のいいなり、子どもに強く言えない、など別の問題も発生していますが、なにより欲しい人材は不祥事を起こさず、無難にやっていける人というのも本音だと思います。
(校長先生も、日々のトラブル対処で同情してしまうど頑張ってます)
なお、小学校の国語の説明文の授業では、論文作成のための文章技術をたくさん学びます。
なので、小学生段階の知識で論文は書けます。試験と同様、基本がしっかりしていれば大丈夫です!
論文試験は、過度に不安にならず、「一度習ったこと!」と考えて、ポジティブに勉強すると良いかと思います。
終わりに
民間の論文試験は独創性を求められる場合も多いですが、教員採用試験は公務員なので基礎的な常識や論理性が評価される傾向があります。
地道に練習をすれば誰でもできますので、ぜひ頑張ってください!