ともはる先生@放デイ職員×小学校教師の実践まとめサイトです!

思春期の子どもとの接し方 〜②反抗期の予防対応〜

2019/07/20
 
この記事を書いている人 - WRITER -
こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
詳しいプロフィールはこちら

反抗期の子の特徴

前回は思春期の子どもの特徴を紹介しました。

思春期の子どもとの接し方 〜①何故子どもは反抗し始めるのか?〜

今回からは、大人が一番対応に困る反抗期の子どもの対応を紹介します(^ ^)

 

反抗期に入る前の予防対応

 

反抗期の子どもの対応は親も先生も大変です。

しかし、世の中には大人に反抗することなく平和に過ごす子もいます。

 

なぜ、違いが生まれるのでしょう?

それは思春期以前の教育環境が影響しているからです。

 

実際、反抗期になれば突然おとなしくなる対応などありません。

反抗期への最も良い対応は、予防的な育て方をすることなのです。

 

◆パワーコントロールをしない

 

幼稚園〜小学校中学年までの思春期以前は、「子どもらしい」様子が強く、大人の言うこともよく聞いてくれます。

しかし、この時期に「今のうちに厳しく躾けなきゃ!」と考えて、強迫的な指導をしてしまう大人もいます。

この指導をパワーコントロールと言います。

 

子どもは素直に従ってくれますが、それは大人が「怖い」から従っているだけです。

必要性を理解したり、大人を信頼して主体的に身に付けようとするわけではありません。

 

そのような指導が続くとどうなるか?

 

当然、子どもは不満・猜疑心が溜まっていきます。

同時に強迫的な大人の態度を見て、その行動を覚えていきます。

 

そして、思春期に入り体も心も大きくなり、能力で大人を逆転する日がやってきます。

すると、納得できない大人の言うことは「理不尽」と捉え反抗し始めます。

子どもに向けられていた強迫的な態度は、今度は親、先生あるいは自分より弱い人間に向け始めます。

 

「小学校高学年で子どもは反抗期に入り指導が大変になる」

と学校現場ではよく言いますが、それは低〜中学年での指導の結果なのです。

また中学校で「荒れる」と言う実態が多い場合は、根本の解決には小学校の指導改善が必要ということになります。

 

なので、安定した小学校運営のために重要なことは、低〜中学年でパワーコントロールをせずに育てることなのです。

家庭や習い事でも同様です。

 

反抗期の子どもが多い理由は、社会が子どもに理不尽な育て方を強要している、と言うことの裏返しと言えます。

 

◆抑制機能を鍛える

 

前回のブログで紹介しましたが、思春期は発達段階的に衝動性が高くなる時期です。

逆に考えれば、抑制機能が弱くなるとわかっているので、抑制機能を高める活動をすることで、反抗期の活動を減らせると見ることもできます。

 

抑制機能を高める活動として、効果的なのは「運動」と言われています。

現在、ブラック部活動の問題が大きく取り上げられていますが、

「運動系の部活動を活性化させる=抑制機能の向上=非行防止」

と考えると、脳機能の面では正しい対応と言えます。

(ただ、教員の私生活まで食い込む活動はやりすぎだと思います)

 

また、運動に加えて規則正しい早寝早起きの習慣が、抑制機能を高めることが知られています。

同時に夜更かしは、抑制機能を下げることもわかっています。

 

運動=部活動と紹介しましたが、脳機能を活性化する活動であれば同様の効果があります。

  • 国語の授業で音読
  • 音楽の授業で合唱、演奏
  • 子どもが熱中する授業

など、脳が活性化する活動であれば、それを抑えるブレーキ機能も高まります。

結果として抑制機能を高めることができます。

 

まとめると、

思春期の前から先生は「子どもが集中する・熱中する授業」をする

親の立場であれば、規則正しい生活週間の確立子どもが熱中できる活動を見つけられるようサポートする

このような対応が、反抗期への予防となります。

 

◆スキルを教える

 

脳の抑制機能を高める以外にも、自分の感情をコントロールできるスキルを教える方法があります。

 

例の1つとして、マイナス感情の言語化があります。

なんでも「死ね!」と言ってしまう子への対応

衝動性が高いと、感情が高ぶる機会が多くなります。

その時に、自分は今「嫌だ」「嫌悪感がある」「ビビっている」「怖い」「緊張している」など、自分の行動を言語で理解できると理性的な判断もできるようになります。

 

また、プラス言葉の語彙を増やすと言う指導も、対人関係が複雑化する思春期前に積んでおくと有効です。

口が悪い子の印象を変える指導

 

終わりに

今回は予防対応を紹介しました。

色々書きましたが、子どもを取り巻く環境は単純ではありませんので、思いようにいかないことが多いです。

 

しかし、そもそも親や先生が期待するように育つ子どもの方がレアケースです。

まずはどんな状況でも「子どもの味方」と言うスタンスを崩さないことが大事です(^ ^)

 

次回は、実際に反抗期に入った子どもへの対応を紹介します。

 

 

=====================

※縁あって本を出させていただきました(^ ^)

=====================

発達障害の基礎知識と具体的な子どもの支援・対応を学ぶ研修会を開催しています(^ ^)

◆第1回発達支援研修会 〜発達障害の支援理論と具体的対応〜 【一般社団法人こども発達支援研究会】

発達障害の基礎知識と、個別対応、集団指導中の対応がテーマの会です(^ ^)

8月4日(日:渋谷)→申し込みページへ移動

スポンサードリンク







この記事を書いている人 - WRITER -
こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
詳しいプロフィールはこちら

コメントよろしくお願いします(^ ^)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© TEACHER'S JOB , 2018 All Rights Reserved.