【書評】 日常授業の質を上げたい先生へ 「『味噌汁・ご飯』授業 国語科編」野中信行・小島康親

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こんにちは(^ ^)
以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。
このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。
全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
【書評】 日常授業の質を上げたい先生へ
「『味噌汁・ご飯』授業 国語科編」野中信行・小島康親
先生の仕事で一番重要なことは何か?
それは「日常授業」です。
本書では「日常授業」を「味噌汁・ご飯」授業と定義して、その重要性と質の高いノウハウを紹介しています。
先生は、つい面倒な事務作業や行事の準備に追われてしまいますが、日常授業が高い質で行われていれば、
- 子どものトラブル
- 保護者対応
- 行事の準備
- 研究授業
など、時間のかかる仕事は減っていきます。
そんな日常授業への取り組み方・考え方を、数多くの著書を出している野中信行先生と現場の先生方がまとめたものが本書です。
目次
第1章 新提案! 教師を毎日元気にする「味噌汁・ご飯」授業
第2章 「味噌汁・ご飯」授業の「国語授業」づくり
第3章 「味噌汁・ご飯」授業のノート指導
第4章 「味噌汁・ご飯」授業の「一人研究授業」
感想
ポイントを押さえて日々の授業は70点授業を維持しよう。
など、なかなか言い出しづらい授業に対する心構えを主張されている点に、心強さを覚えます。
また、現場では基本とされる
- ユニット法
- 学習規律
- 授業の基礎スキル
- 授業展開の方法
- 話し合いの進め方
- 発表の仕方
などいわゆる授業の基礎を過不足なく網羅して紹介しています。
また国語授業編として、
- 発問づくりの基本
- 20種類の音読の方法
- 学年・段階別に分けた作文指導
- 明確なノート指導
などが掲載されており、私も教員時代はわかりやすく何度も参考にしました。
私の理念は「当たり前のことができるクラスが最も成長する」でした。
その当たり前のお手本とも言える内容が掲載されています。
模擬授業や教育実習を控えた学生の方も授業づくりに大きく参考になると思います。
質が高いノウハウを知りたい方にオススメです(^ ^)