【質問箱】授業中に立ち歩いてしまう子がいて困っています

質問
回答
授業中に立ち歩くの対応は大変ですよね^^;
その子がどんな様子かわかりませんが、立ち歩くがいる場合の基本的な対応を紹介します。
まず、授業中に子どもが立ち歩いてもすぐにその子に声をかけたり、対応してはいけません。
先にするべきは「授業を受けている子に指示をする」です。立ち歩く子に構ってしまえば、真面目に授業を受けている子が放置されてしまい、「私たちはどうでもいいの?」と思われ、信頼を失ってしまいます。
よって、先に
- 「教科書◯ページを読みます。」
- 「問い3をノートに解きます。」
- 「縄跳び50回飛んだら座ります。」
のように、全体に指示を出してから、活動中に立ち歩いている子の元に行って指導を入れることが大事です。
立ち歩いている子が、危険なことをしない限りは先に全体を優先してください。
これは、授業中に臨機応変的な対応になりますが、慣れればすぐにできるようになります。
他にも、先生の話を聞く時間は極力減らして、子ども主体の活動で進めることが大事です。そもそも「先生の話を机に座って聞く」という状況が多いから、立ち歩く子が目立ってしまいます。
例えば、グループ活動の時間をとって立ち歩く子と先生がペアになって一緒に活動すれば、全体への影響も少なく不満も出ません。
また、算数の練習問題、国語の作文の時間などで、
「教室内を自由に立ち歩いて相談して良い」
というルールにすれば、立ち歩く子は目立ちませんし先生の指導そのものも無くなります。
このように、「立ち歩く子をどうしよう」という悩みは、
「授業は机に座って先生の話を聞くもの」
という固定観念から多くは生まれます。
このように。授業の流れのデザインを変えることで解決する方法もありますので、考えてみてください。
以上です。
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※縁あって本を出させていただきました(^ ^)