騒ぐ子どもを静かにさせるには?

騒ぐ子どもを静かにさせるには?
元気なのはいいけど
子どもは元気です(⌒▽⌒)
とてもいいことですが、時と場所は選べるようになりたいものです。
授業が始まっても静かに話を聞けない。列にならぶとおしゃべりを始める。
最後には「静かにしろ!」と怒鳴って、クラスの雰囲気が悪化する。
子どもは一瞬、静かになってもすぐ戻る。
こんな光景が、子どもに関わる現場ではどこでも見られるのではないでしょうか?
さあ、みなさんならどうしますか?(⌒▽⌒)
3つの対応
私の場合は、子どもたちの様子や性格によって対応は変わりますが、基本的には
1、動かして静かにさせる
2、考えさせて静かにさせる
3、言葉を変える
この3つを使うようにしています。
①動かして静かにさせる
授業開始時、
「時間を守って席について準備をしていた人は手を挙げます!」
→話している子も、周りが手を挙げ始めるので、慌てておしゃべりをやめて前を見ます。全員が前を向いたら「時間を守れて素晴らしいですね。」と言って始めます。
②考えさせて静かにさせる
「この問題がわかる人」
→ヤンチャな子が元気に「ハイハイ!」と騒ぎます。
→「静かな人に当てます」
→シーン・・・
③言葉を変える
移動するので列になって並びますが、おしゃべりが始まります。
「静かにします!」と言っても子どもは動きません。
指示が通りにくい子どもがいるクラスの場合は、「静かにしてください」という言葉を結果的に子どもが静かになる言葉に変えます。
私のクラスは、
先生「抜き足、差し足?」
子ども「忍び足!」
先生「移動の時は?」
子ども「忍者で行こう!」
という言葉ですぐに静かになります。最初に子どもと静かになる合図を決めておきます。
子どものおしゃべりが止まないのは、一人ひとりの意識がバラバラだからです。
活動をしたり、「忍者で移動する」など目的を与えて、意識を統一すれば静かになりやすいです。
終わりに
マナーやルールは教えなければ覚えません。
しかし、騒いでいるときに大声で注意しても、「叱られた」という思い出しか残りません。
それよりも一度静かにさせてから声をかけた方が、子どもの頭に入ります。
ついつい思い通りにいかず、怒ってしまうこともありますが、まずは怒らずに静かにさせる方法を考えて見ましょう(⌒▽⌒)
子どもは急には変わりません。怒ってもその場は言うことを聞きますが、すぐに戻ります。
「怒られるから」動く子は、怒らない人の前ではすぐに戻ります。
どんな時でもマナーを守れる人に育てるには、怒らず子どもの心に伝わる手立てを考えましょう!