指示が通りにくい子のために伝え方を考えてみる

動ける子と動けない子
- 足が速い子、遅い子
- 勉強が得意な子、苦手な子
- 国語が得意な子、算数が得意な子
- クラスにはいろんな子がいます。
そして中には、聞いてすぐ動ける子、動けない子がいます
「赤鉛筆を出して下さい。」
これだけの指示でも、聞こえず動けない子がいます。
なので聞こえない子がいる場合、声以外で指示を伝える方法が必要です。
(クラスには、指示をしても動けない子が大体数人います。)
理由は、
- 聴力が低い
- 不注意優勢型
- 思考力が高く別のことを考えてしまっている
- わざと聞こえないふりをしている
色々あります。
大人の目から見ると、単に集中していないだけのように見えて、
「ちゃんと聞きなさい!」
と言いたくなってしまいますが、多くは発達段階なのでまだできないというだけの理由です。
(大人になる中で自然にできることってたくさんありますよね(^ ^))
こんなとき、声以外で指示を通すスキルがあると便利です。
「めあてを書きましょう。」「できたら手を上げてください。」
と言えば、周りの子が手をあげるのが見えるので、気づきます。
「コンパスを出しましょう。」「全員出した班は教えてください。」
と言えば、友達と声を掛け合うのでみんなできます。
「立ってください。」「読んだら座りましょう。」
と言えば、活動状態になるので、指示が入りやすくなります。
など、指示と確認の行動をセットにすると、声だけでは動けない子も動くことができます。
また、先生も個別に注意して回ることなどしなくても済み、全体を見ることに集中できます。
反対に、指示で動けない子を、先生が毎回注意したり、確認することなく置いて行くと目立ってしまって、自己肯定感の低下に繋がってしまいます。
「いい行動は目立たせて、悪い行動は目立たせない」というスキルはどんな子も安心して過ごせるために大事なスキルだと思います。
一つの方法ですが、参考になれば幸いです(^ ^)
以上です!
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