読みやすいプリントを作るポイント

読みやすいプリント
小学校はプリントが非常に多いです。
- 勉強のプリント
- 保護者へのお便り
- 会議の資料
最近流行りのペーパーレス化の流れは少しずつきてはいますが、まだまだ紙主体の仕事です。
私も、学習プリントや学級通信を書きます。
その時に、私が気をつけていることは書体です。
◆書体
子供の中には字を読むことが困難な子がいます。音読練習が不足している場合もありますし、読字障害(ディスレクシア)を持っている場合もあります。
(脳機能の問題で字を読むことが困難になる障害であり、俳優のトム・クルーズも抱えていることで有名です)
普通の人はそこまで気になりませんが、特定の人には「明朝体」「ゴシック体」などそれぞれ読みやすい字と読みにくい字があります。
例えば、明朝体は読みにくい字と言われています。
それは、縦画と横画で字の太さが違うので、判別するのが大変な人がいるからです。
さらに、字の右側には「止め」の小さな三角形もついており、ここで混乱する人もいます。
職場のパソコンといえばWindowsの人が多いと思いますが、多くは明朝体が標準で使われているので、プリントを読むのが困難な子がいるかもしれません。
◆読みやすい書体
有名な読みやすい書体は「メイリオ」です。
字の太さが同じ、かつ線も比較的細いので、読みやすい字と言われています。
(メイリオは、日本語の「明瞭」が語源です(^ ^))
他にもMSゴシックも読みやすいと言われますが、字が太いので行の間を開ける必要はあるかと思います。
もし、Macでプリントを作成するのであれば、ヒラギノも読みやすいのでオススメです。(ただ他のパソコンと互換性がない場合も多いのでメイリオで作った方が良いかもしれません。)
最近では游ゴシック体というものもあります。
字の太さも同じで、太さのサイズもいろいろ選べるので、印刷物にもオススメなフォントです。
普通の人はわからなくても、人によって困難になっている場合があります。
些細なことですが、助かる人がいるので荒れば取り組んでいきます(^ ^)
以上です!
※縁あって本を出させていただきました(^ ^)