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聴覚過敏のある子の保護者から「周りがうるさくても練習して克服して欲しい」という要望を受けた時の話

 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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聴覚過敏のある子

「聴覚過敏」という特性をもっている人がいます。

聴覚過敏とは普通の人より音に過敏に反応してしまう特性で、症状の強い人は大きな音を聞くと「痛み」として感じ取ってしまう人もいます。

 

よって、聴覚過敏の子にはイヤーマフ(耳栓)をつけたり、勉強のときは静かな環境を用意したりするなどの配慮が必要となります。これは体の特性であり、練習して治るというようなものではありません。

 

学校や会社では聴覚過敏のような特性がある人には適切な配慮をするよう、障害者差別解消法という法律もできました。

特別なニーズのある人の存在を認めて受け入れるための環境づくりが現在進んでいます。

 

◆保護者からの要望

 

仕事柄、聴覚過敏のような特性をもった子どもの保護者の方と面談をする機会があります。

そしてお話をしていると、

「うちの子は聴覚過敏があるんですが、多少騒がしくても周りに合わせられるように練習して欲しいんです」

という要望を受けることがあります。

 

「聴覚過敏」の正しい知識をもっていれば、出ることのない思いなのですが、現実はまだまだこのような思いを抱えている大人がたくさんいるのが現状です。

 

みなさんはどう回答するでしょうか?

 

◆私の回答

 

保護者によって色々な回答の仕方がありますが、例えばこのようなお答えをすることがあります。

 

私「黒板を引っ掻くと『キー』という音が出ますよね。あの音を聞いても平気ですか?」

保「いえ、無理です」

私「何年たってもあの音は嫌ですよね。黒板を引っ掻く音は、人間の体質的に不快音なので慣れることがないそうです。」

保「そうですよね。」

私「実は聴覚過敏の子にとって、騒音は黒板を引っ掻く音と同じなんです。体の特性なので訓練で克服はできません。

しかし今は聴覚過敏の子でも周りと同じように過ごせるための道具や配慮の方法がたくさんあります。お子さんが安心して過ごすための方法を一緒に考えていきましょう(^ ^)」

 

終わりに

聴覚過敏の子に限らず、発達障害を抱える人の大きな悩みは

「周りと感覚を共有できない」

ということです。

 

脳の機能障害なので、見た目で辛さ・大変さが伝わらないということが、発達障害の人を苦しめてしまいます。

これは周りの大人も「理解できない」という意味で同じ辛さを抱えていると言えます。

 

よって、できるだけその子の辛さを共有できる話をすることで、相互理解を進めて協力体制を作っていくことを目標にしています。

 

以上です!伝わるかどうかは人によりますので、あくまで参考でお願いします。

お役に立てれば幸いです(^ ^)

 

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※縁あって本を出させていただきました(^ ^)

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