【特別支援・療育】発語が難しい子への実践 〜口を使った「吹く」遊び〜

口の筋肉が弱いと・・・
発達の遅い子の中には、口の筋肉が弱く
- 発音が下手
- 滑舌が悪い
- 食事でよく噛んでくれない
このような特徴が見られることがあります。
そのままでは、日常生活で不便が出るかもしれません。
そんな口の筋肉が弱い子への療育実践を紹介します。
口の筋肉を鍛える「吹く」遊び
口を動かす遊びの代表的なものに、「吹く」遊びがあります。
吹くことで、口の運動量が多くなり、滑舌の改善や食事中での噛む力が高まります。
①ストローの吹き玉
- 曲がるストローの先にハサミで切り込みを入れて、先を上に向ける
- 発砲スチロールで小さな球を作る(軽すぎるとすぐ飛んでいくので、重ある程度重さはあった方が良い)
これだけで完成するお手軽工作です(^ ^)
上手に浮かべるだけでも盛り上がりますし、
- 空中に何秒浮かせることができるか
- 友達とリレー
などルールを作って遊ぶのも良いソーシャルスキルの練習になります。
どんな子でも無理なく吹いて遊べるのでオススメです。
②吹き矢
- ツルツルの広告を丸めて筒にする
- 折り紙で三角柱を作り筒に入れてちょうどよいサイズでカット
こちらもお手軽工作です(^ ^)
矢をセットして吹いて遊びます。
人に向けないことは事前に注意して遊びましょう。
口径を大きくすると、必要な空気も大きくなり、より口の筋肉を使います。
なお大きめを作ると、私は頬を1日痛めることになったので小さいサイズを意識するとよいでしょう。
③風船
・風船を用意し膨らませる
風船は膨らませるときに、かなり肺活量と口の筋肉を使うので、とてもよいトレーニングになります。
風船バレーを行う、放課後デイサービスの方も多いと思いますので、風船を膨らませるところから支援を始めても良いと思います(^ ^)
終わりに
特別支援、療育や子育てにおける遊びの重要性は周知されてきました。
しかし、支援の目的をはっきりさせず何と無く行っている支援者の方も多いと聞きます。
目の前の子どもにどんな支援が必要なのか、目的を明確にして支援していきたいと思います(^ ^)
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