【特別支援・療育】 不器用な子の手を鍛える遊び ~力いっぱい切り絵遊び~

【特別支援・療育】 不器用な子の手を鍛える遊び
手の力が弱い子
特別支援教室や放課後デイサービスでは、手先が不器用な子への支援として、指先を使った活動を多くします。
指先の力や手のひらの力を鍛えると、「運んでいるものを落とさなくなる」など、日常の些細なミスが減り、生活が楽になります。
しかし、ただハサミで切ってもなかなか、力はつきません。
かと言って、硬いものを切るのはなかなか大変です。
そんなとき、折り紙とハサミで指先の力を鍛える「切り絵遊び」の紹介です(^ ^)
切り絵遊び
折り紙を四角、三角とキレイに折りたたんでいきます。
好きなところに切れ込みを入れます。
このとき、折り紙は重ねられているので、通常より強い力がいります。
1回折る、2回折る、3回折る・・・と徐々に折る回数を増やすと紙が厚くなり力が必要となるので、より手先、手のひらのトレーニングになります。
そこで、先生がハサミの開いた奥のほうで切って見本を見せながら、子どもと交代に切っていきます。
先生がサポートと、見本を見せることで早くコツをつかんで切ることが出来るようになります。
また、交互で切るときに「ハサミは刃のほうをもって渡す」という安全な取り扱いも同時に教えることができます。
最後は、広げて完成です。
切っている本人も完成図がわからないので、広げたときのわくわく感は大きいです。
切り絵で楽しく指先トレーニングにいかがでしょうか?(^ ^)
終わりに
元実践は図工(開隆堂)1年生の「チョッキンパッでかざろう」です。
小学校の図工の授業は公教育に採用されているので面白いものが多いです。
不器用な子でも、先生と一緒に取り組むことで、自信がついてくるでしょう!
以上です!参考になれば幸いです。