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教師の体罰が止まない理由:ABC分析

2018/05/15
 
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こんにちは(^ ^) 以前は小学校で教員、現在は放課後デイサービスで働いている、ともはると申します。 このブログは、私が長年子どもと関わり学んだことを紹介しています。 全国の人に「子どもと関わる仕事の楽しさ」を伝えることが目標です!
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教師の体罰が止まない理由:ABC分析

スマホのYahoo!アプリでは、気になる話題をフォローすると、話題に関するニュースを選んでくれる機能があります。

「教員」をフォローしているのですが、出てくる話題はほぼ教員の不祥事です。

 

その中でも体罰関係の話題が多いです。

最近は、体罰映像ががネットに流れ、証拠になるのですぐ対処されます。

 

昔は立証に時間がかかり迷宮入りすることもあったので、悪い流れではないと思いますが、このような世の中でも体罰は無くなることがありません。

 

もちろん発生件数そのものは現象傾向にあると言います。

しかし、そもそも「体罰はいけない」ということは、すべての教師は理解しているはずです。

 

ABC分析で考える

体罰がなくならない理由を、人間の行動を分析するABC分析を使って考えて見たいと思います。

(参照:ABC分析http://easylifewithpsychology.weebly.com/abc2099826512.html)

 

ABCとは、

Antecedent(原因、先行条件)

Behavior(行動)

Consequence(結果)

の頭文字です。

 

人間の行動には、その前後に、原因と結果があります。つまり

原因(A)→行動(B)→結果(C)

という流れで、行動が起こります。

 

事例)仕事帰りのビールをやめられない人

 

例えば「ビールを飲む」という行動の前後に、

原因(A):仕事で疲れた

行動(B):ビールを飲む

結果(C):スッキリした

という、流れがあったとします。

 

つまり、以下のような行動の流れができます。

仕事で疲れた → ビールを飲む → スッキリした

そして「結果」が自分にとってメリットがあるのであれば、行動は強化され、同じ行動が起こりやすくなります。

 

上のケースだと、仕事で疲れても、ビールを飲めばスッキリして良い体験をしています。

つまり「ビールを飲む」ことは強化され、今後も仕事で疲れた時はビールを飲み続けることになります。

 

事例)ビールをやめる人

しかし、ビールを飲み続けて医者に「これ以上飲むと体を壊すよ」と宣言される場合もあります。

 

すると、

仕事で疲れた →ビールを飲む →スッキリ&体を壊す

と、なります。

 

すると、本人が「スッキリする」以上に「体を壊す」がデメリットと思えば、「ビールを飲む」という行動が減っていきます。

つまり結果(C)がメリットかデメリットかで、行動が増えるか、減るかが決まるのです。

 

教師の体罰について

さてここで、教師の体罰について考えます。

体罰をする、という行動にも原因と結果があるはずです。

例えば、

 

原因(A)=子供が授業中に遊んでいた

行動(B)=子供を殴った

結果(C)=おとなしくなった

 

という流れができると、教師の行動は強化され、その行動は増える結果になります。

 

もちろん、

  • 子どもを傷つけた
  • 心が痛んだ
  • 校長から厳重注意を受けた

など当然のデメリット要因があれば、無くなりますし、それ以前に起きることもありません。

 

しかし、万一メリットがデメリットを上回った場合、

結果(C)

  • おとなしくなった
  • 他のうるさい子も静かになった
  • 殴ってスッキリした
  • 心が痛んだ
  • クレームも来なかった

などの結果になると、体罰が成功体験となりエスカレートすることになります。

 

これが体罰が無くならない理由です。

中学高校の部活動などで体罰が横行しやすいのは、

  • 子供がおとなしく練習する
  • 結果も出ていろんな人から感謝された

などの子供へのデメリットを上回るメリットが発生しやすいことが原因だと思います。

 

体罰をなくすには

子どもの健全な成長が阻害される以上、体罰をするメリットは存在しません。

必ず体罰をしないように、教師の力量、学校の体制両方の面から体罰を無くす方法を考える必要があります。

 

<原因(A)へのアプローチ>

→子供に集中授業しやすい環境を作る

→子供を複数の目で見守り、体罰を発見しやすい環境

 

<行動(B)へのアプローチ>

→授業・指導スキルの向上

→先生のサポート体制

 

<結果(C)へのアプローチ>

→懲戒免職、減俸、逮捕

 

などです。

 

終わりに

今回はABC分析というツールを使って体罰が起こる仕組みを考えました。

これは、行動の原因と対策を考えるときに、便利なのでオススメです!

 

元教師として体罰がなくなることを願っています。

 

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