特別の教科 道徳

来年度から道徳が教科化されます。
少し前には、「『パン屋さん』の表記を愛国心のために『和菓子屋さん』に変えた」というニュースで、随分叩かれていました。
しかし、現場ではそんな出来事はスルーされ、道徳の教科化に向けて動き出していますので、ちゃんと準備をしておく必要があります。
というわけで、勉強を開始しました。
恥ずかしながら授業はしていたものの、今まで専門的に勉強したことがないので、良い学びになりました。
というわけで、以下に簡単にまとめてみます。
① 名前は「特別の教科 道徳」
名前が「道徳」から「特別の教科 道徳」になりました。
本のタイトルなんだな〜と思っていたらまさかの教科名そのままでした(笑)
教科の中で一番長い名前になるのではないでしょうか・・・
② 目標「道徳性を養う」
「道徳性を養う」というのは、具体的に、
◯道徳的判断力
→様々な状況に人間として、どう対処するか判断する力
◯道徳的心情
→善を喜び、悪を憎む感情
◯道徳的実践意欲と態度
→道徳的価値を実現しようという意志と具体的行動への身構え
の3点を育てる、ということらしいです。
(書いていることは、自分の中で簡単に意訳してます。)
実際に指導する時は、他の各教科や特別活動での実践と関連させて、自分の問題にすることが重要とのこと。
これを「統合化」と言うそうです。
確かに自分と無関係の話よりも身近な話題と繋げた方が、考えが深まります。
③4つの視点
上の道徳性を養うために、具体的に内容が4つの視点に分けられています。
- 自分自身に関すること
- 人との関わりに関すること
- 集団や社会との関わりに関すること
- 生命や自然との関わりに関すること
4つそれぞれにさらに、細かくテーマが分かれていて、計22の内容項目があります。
どの学年でも1年間で22のテーマを全て扱うように、とのことです。
④指導
実際に指導する場面では、「多面的、多角的な見方、考え方を広げる指導」をせよ、とのことです。
ここは、まだ理解が追いついていませんが「物事を様々な視点から理解できるようにする」ということらしいです。
「多面的」と「多角的」って何が違うのでしょう??
授業イメージは「考える道徳」「議論する道徳」とのこと。
具体的には、
◯問題解決学習
◯体験的な学習
◯特別活動などの実践を生かす
などがあるようです。
こう書いてくれるとイメージが湧いてきました。
- クラスにある問題を解決する取り組みと連動する
- あいさつや友達への声かけを考えて、実践する
- その他クラスで話し合いなどをした時に繋げる
などのようです。
⑤評価
評価に関しては、
◯観察
◯会話
◯作文
◯ノート
◯質問紙
◯面接
などが例としてあるようです。
終わりに
かなり簡単にまとめてしまいました。
まだ十分理解できていない面もありますので、訂正などあれば教えていただけると嬉しいです。
参考になれば幸いです(^ ^)