レジリエンスを高めるおおらか教育 ⑵受け入れ言葉

おおらか教育
「大らか教育」を取り組み行った実践と、わかったことのまとめの続きです。
大らかさを身に付ける3種類の言葉
⑴切り替え言葉
⑵受け入れ言葉
⑶肯定言葉
今回は、⑵の受け入れ言葉の実践とまとめの紹介です(^ ^)
⑵受け入れ言葉
・なんとかなる
私の大らかさの定義に「楽しくチャレンジできる楽観性」があります。
何か行動を起こそうとしても、
- 「失敗したらどうしよう」
- 「笑われるかもしれない」
と考えて、行動に移せないことがあります。
そんな時に、あれこれ考えるのではなく「なんとかなる!」と考えて、まず笑顔で楽しく挑戦することを促すための言葉です。
実際、子どもたちが思うほど、行動する子の評価は下がりません。
むしろ、自分で動く子ほど、面白く思って人はよってくるものです。
挑戦し面白さを知り、人と繋がる経験を重ねれば、子供は挑戦を覚えていきます。
その第一歩の言葉が「なんとかなる!」です(^ ^)
ではどう教えるのか?と言えば、先生自身が日頃から「なんとかなる」と言って行動するのが基本です。
また「私生活で挑戦したことを子供に話す」ということもしました。
同時に、学校でも困った時に「なんとかなる」と言って行動します。
大きなことでなくても、小さなピンチで良いのです。
◆パソコンが動かない時
→「なんとかなる!」と言って、パソコンに詳しい先生にヘルプをお願いします。
◆お楽しみ会で体育館が使いたい
→「なんとかなる!」と言って体育部の先生にお願いしにいきます。
◆授業で子供がわからないことがあって辞書にも書いてない時
→「なんとかなる!」と言って、パソコン教室にみんなで行きます。
このように使っていたら、今度は子供にも声をかけてみます。
「学級新聞で校長先生にインタビューしたいけど怖い」
と言う子には「なんとかなるよ(^ ^)」と笑顔で送り出します(笑)
(インタビューの基本は指導します)
「どうしよう」と不安がっている子には、できそうなら「なんとかなるよ!」と背中を押します。
もしできなくても、次の策を考えさせて
「こうすれば、なんとかなるね!」
と改良させて、再度トライさせます。
(もちろん最後にはできる活動が前提です)
そんなことを繰り返していると、自然に子供たちは、わからないことは、まず「なんとかなる」と言って動き出します。
ダメでも「じゃあこうしよう」と言って再度トライするようになります。
挑戦する楽しさを知れば、止まって考えるより、行動して考えるようになります。
これが私が考える「楽しくチャレンジできる楽観性」をもった大らかな子供の姿です(^ ^)
終わりに
この成長のための最初の一歩が「なんとかなる」です。
以上です!