トラブル解決にはユーモア対応

トラブルが起こったときに・・・
子どもはトラブルを起こします。これは成長の過程で自然に起こることです。
- 喧嘩をした→次どうすればよいのか考える
- 友達に怪我をさせた→力の加減を覚える
- 悪口を言ってしまった→次は言わないようにする
いろんな経験をして子どもは成長します。
だから、子どもに振り回されず、おおらかに見守ることも大切です。
そして先生がおおらかさを体現するものはユーモアだと思っています(^ ^)
ユーモア対応
私は決して面白い人間ではありませんが、状況によればユーモアで収められる場面があります。
悪い雰囲気を笑いに変えて場を収めることができると、学級の空気も明るく変わって行きます。
上手な笑いは「まあいいよ」「もういいか」という気持ちをもたせますので、使えるととても便利です。
またトラブルの多い状況は結構似てますので、先生同士でユーモア対応を出し合っても良いと思います(^ ^)
◆事例①
例)給食の配膳の時間
男の子2人が、どちらが先に並んでいたかで喧嘩をしている。
2人とも「俺が先だ!」と言っている。
周りではっきりと見ている人はいない。
どうしましょう?笑
正直どちらが先でもいいですし、大人だったらあきれてしまう喧嘩です(笑)
こんな時は、笑いに変えて、さっさと終わらせます。
私が対応したときは、
私「どちらが先で喧嘩をしているのか、わかった!先生が先に並ぶ!」
2人「なんでだよ〜!」「ダメダメダメ!」
私「ダメ?しょうがないな、じゃあ2人でじゃんけんして」
2人「よし!さ〜いしょはグー・・・・」
こんな感じで対応しました。
周りの子も一緒になって「え〜笑」「ずる〜い!」
と言って笑って終了です(^ ^)
険悪な空気を少しの冗談で変えます。空気を変えれば、公平な方法を提示してあげると、すんなり受け入れ実行します。
◆事例②
他にも、クラスで
「お前マジでぶっ飛ばす!」
「は、やってみろや!」
と言ってクラスで喧嘩を始めようとする男の子たち。
高学年なら、体も大きくて先生が止めるのも一苦労です。
なので私は、
「喧嘩が始まるのか?みんな!見て見て!」
と言って周りの子どもたちに投げかけました(笑)
「なになに〜」「ケンカ〜?」
2人だけの問題が、いきなり注目の的です。ばつが悪くなり、すぐに喧嘩をやめました。
その後何か遺恨が残るわけでもなく、普通に仲良く過ごします(^ ^)
※
囃し立てるのは逆効果になるときもあるので、時と場合は選びましょう。
終わりに
子どもによって対応は違いますし、必ず指導が必要なトラブルもあります。
しかし、全部に対応していると、先生の1日は終わってしまいます。
先生は忙しいです!
笑って解決できるトラブルはユーモアで吹き飛ばしましょう!
なお、ユーモア対応に抵抗のある先生もたまにいますので、選択肢の一つとして御考えください。
参考になれば幸いです(^ ^)
Comment
ユーモア!いいですね!
私はちょっと苦手なので、見習いたいと思います^^
しかし、はやし立てるのは有効なことと逆効果になることがありますよ。。
私自身、喧嘩で野次馬にはやし立てられ、けがをさせてしまったことがありますから。
確か5か6年生の時です。
やっぱり、トラブル対応というのは難しいものですね。。
ありがとうございます(^ ^)
先生にも得意不得意がありますからね。手立ての一つとして考えて良いと思います。
私は、基本は誠実に対応、その後、子どもが育ってきたら、些細なすれ違いは笑って流す、ということを覚えてもらうために使うことが多いですね。