リスクの高い約束をしない

リスクの高い約束をしない
定期テスト
放デイに通っている中学生たちも定期テストが終わって結果を教えてくれます。
やはり困難を抱えている分、厳しい勝負ですがよく頑張っていると思います。
法律で合理的配慮が定められていても、現実の中学校では実施されないケースがほとんどです。
もっと、中学校との連携に力を入れなければいけないと感じます。
結果はどうあれ、「全力で挑戦する」という経験は人生にとって大きな意味があると思います。
結果は本人だけが受け止める。周りは努力したことを褒め、結果にはこだわらない。
これが周りの人の心構えだと思います。
「よく頑張ったね」と褒めてあげましょう!
リスクの高い約束をしない
「頑張ったことを褒める」ために「出来ない可能性が高い約束はしない」という意識は重要です。
衝動性が強い子が友達を叩いてしまったとき、「次は絶対叩かない。約束だよ」と約束させる人がいます。
しかし、このような約束は安易にするべきではないと考えます。
もし、約束したのにまた叩いてしまうと「約束したのになんで叩くの!」とまた叱ることになります。
周りの友達も「約束したのにできない子」のレッテルを貼ります。
その結果、孤立する原因を作ってしまうのです。
これは子どもを信じる、という問題ではなく支援者の約束の設定ミスです。
「できない約束」ではなく「できる約束」を想定することが大事です。
◆例えば
例えば、「怒りそうになったら、目を瞑って6秒数えなさい」と教えます。
(以前、先生のためのアンガーマネージメントで書いた方法の応用です。)
そうすれば、次に喧嘩になりそうなとき、
- 一瞬でも目を瞑る
- 少しでも待つ
という行動ができれば、「よく頑張ったね」と褒めて認めることができます。
喧嘩の収め方に「約束をする」という手を使う方は多いと思います。
しかし、設定の仕方一つでその後の人間関係も左右するので、慎重に考えることが重要です。
終わりに
「自分でもできる!」と思えば、行動は改善していきます。
- 「できない約束はしない」→「できる約束をする」
- 少しでも頑張れば、褒めてあげる。
これだけで子どもは成功体験となり自己肯定感も高まります。
ちょっとしたことですが、子どもへの声かけのコツです(*^▽^*)
参考になれば幸いです!