小学校での休み時間の過ごし方は?

休み時間の過ごし方
多くの公立小学校には、授業の合間に外遊び可能な「中休み」と「昼休み」があります。
しかし、休み時間の過ごし方は、先生の理念によって結構変わります。
今まで色々な主義の先生がいましたので、少しご紹介します(^ ^)
◆自由
休み時間は子どもたちの時間なのだから、先生は介入せず自由にする。
外で遊びたい子は外へ、教室で遊びたい子は教室で遊ぶ。
◆子どもたちは全員外遊び
健康のためにも外で遊ばせる。
子供たちも一緒に遊ぶことで、社会性が鍛えられる。
晴れている日に、中で遊ぶことは原則禁止。
外で遊ぶのが嫌いな子もいるが、続ければ遊べるようになる。
ただし、係活動など、クラスのために行動することは、教室でなければ難しいので、理由がある子は教室にいても良い。
◆全員遊びの日を作る
月、水、金の中休みは、全員で遊ぶ日にする。
それ以外は自由。
毎日一緒だと辛いが、週に3回と決めれば、一緒に遊びやすくなる。
休み時間は子どもの自由ではあるが、やはり外で遊んだり、一緒に遊ぶ経験を重ねることは教育的にも重要である。
◆子どもたちで決める
休み時間は、子供たちで決めることで社会性が身につく。
毎年、レク係を中心に話し合って決める。
内容は毎年変わるが、子供が話し合った内容なので、基本口出しはしない。
また、全員遊びの時は、先生も一緒に遊ぶ。
全員遊び以外は、基本、校庭か教室どちらかで子供と一緒に遊ぶ。
終わりに
先生の教育観が現れている気がします(^ ^)また私は、子どもが納得しているのであれば、どの方法でも構わないと思います。
この話の感想は「先生の多様性もあった方が良い」ということです。
最近は、休み時間の過ごし方も「学校スタンダード」をつくり全校揃えている学校もあるそうですが、私は学級は先生が一番いいと思う姿を目指すものだと思います。
なぜなら、先生も子どもと同じで、一人ひとり考えが違います。
色々な教育観の先生の元で、子どもは多様な経験をして育つことができるからです。
もちろん、担任一人に全て任せると、独裁国家の先生君主になる可能性もあるので、お互いのクラスは交流してチェックします。決して放置はしません。
無理に納得できないやり方を先生方に押し付けるより、自由裁量を大きくして個人パフォーマンスのレベルを上げる方が、結果子供が成長すると思います。
民間企業でも、部下の意思を尊重する「集団尊重型」のリーダーが一番成果を上げると聞きますが、同じイメージです。
休み時間の過ごし方に、ベストな方法はありません。
目の前の子供にあった方法を、先生一人ひとりが考え抜いて、より良い教育をつくりあげて行くのが良いと思います(^ ^)
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